ＮＨＫ杯戦では以前 まあ たくさん勝つことができてすごく縁起のいい棋戦です。 ちょっとここのところは勝ててないのでぜひ… まあ 以前のようにとはいかないと思いますけど精いっぱい頑張れるようＮＨＫ杯は初めてで今は少し緊張しているんですが対局中は落ち着いて打てるように頑張りたいと思います。 結城九段は関西を代表する棋士の一人で…。 …に対して 大竹五段は中部の伸び盛りの若手ということで握りまして結城 聡九段の先番となりました。 黒番の結城 聡九段です。 佐藤直男九段門下。
割と形勢判断が結構しっかりしているのでそこに… そういう碁に持っていきたいというのがあるんじゃないかと思います。 対して 結城九段ですがいかがでしょうか？結城九段は もう戦いでやっぱり…。 でも年とともに結城九段もオールラウンドプレーヤーといいますか何でもできる碁に変化して。 まあそうでないとなかなかＮＨＫ杯優勝するというのは大変なことですから。 今回は結構 意外と穏やかな碁になる可能性も…。 ポイントは最初にハサんだ…１２の三にある低くハサんだ手なんです。 これがちょっとポイントで。
お互いに１眼ずつでしたらセキになる確率が結構高いんです。 場合によっては右上の黒は もう取らせてと。 右の白にちょっと働きかけて少しシメツケを狙うような意味合いもあります。 この右上からもう戦いが始まりました。 ポイントとしては右上の黒は まだ自分から打っても生きてない…。 自分から打っても 右上の黒の石は生きない。 ただ白は自分から１線のヘコミを打てば…。 あっ 右辺ヒラキですか。 で 生きますと一応右上隅の黒は眼がない形ではあるんですけど。 一応取られたら大きそうにも見えますけど。
結城 聡九段１回目の考慮時間に入りました。 ここを白が二間ビラキを打って一応頭を出した状態で取れてますので。 これですと一応全然手数を入れずにこのまま地になりますので割と効率がいいはずです。 結城九段２回目の考慮時間に入りました。 第一感は左辺です。 ちょっと大竹五段も…。 大竹 優五段 １回目の考慮時間に入りました。 考慮時間を使われました。 これで一応取られているんですけれどもでもここの手を打たせることで白のダメがツマるので恐らくこういう手をちょっと狙っているんですかね。
オイオトシですか。 そして実戦考慮時間 引き続き使われました。 これは何かいいことがあるんですか？これはですね何気なく打ってるようなんですけれどもシチョウの逃げ出しをけん制してるんです。 実戦 コスミを打ちました。 この形は 後でここへシチョウに逃げられた時に…。 何かこの辺でシチョウアタリになった時にこれが１つあれば もう逃げ出しの心配をする必要がないという そういう意味です。 確かに結構 上辺 黒っぽく…黒模様ができてきました。 この手は結構迫力がある手ですか。 あっ 白もまた不思議な…。
確かに結構 下辺は全く石がないですよね。 下辺 右辺…右下もすごく今空いてますので。 右の白が結構強くなってますので。 結城九段らしい一着じゃないでしょうか。 黒も下辺…今のケイマに下 一間トビで受ければ普通なんですけれども。 上辺広げにいく…また二間トビからまた中央の方向に天元の横辺りですか。 確かに そこに黒１個あるだけでだいぶ…左辺の黒模様が立体的になりますよね。 大竹五段は攻めよりも結構 シノギサバキの方が得意としてるタイプだと思うんですよね。 結城九段は 結構 攻めるイメージが…。
結構…やはり白にナナメに打たれると結構 眼形ができてしまうので今の手を嫌って。 もう相当気合いを感じるサガリですか。 もうボウシが第一感ですけど。 そして現在ＡＩの評価値は黒が５７％ 白が…。 そしてこう打たれたら１目取られてしまうんですけども白の一応狙いとしては…。 結城九段４回目の考慮時間に入りました。 これが一応白の注文というか狙いです。 なのでちょっと ここは黒も受け方が悩ましいということで 実戦は考慮時間を使われました。 考慮時間ですね。 結城九段５回目の考慮時間に入りました。
その１目は結構大事な石で黒は捨てたくないんですよね。 そして現在黒の評価値は６０％以上ですね…６２％となっております。 うん 下辺手が…。 下辺は大場ですよねこうなると。 左上はこれで一応一段落の形ですが白はサバいたのか左上の黒も結構 大きくまとまって確定地になったと見るのか。 実戦は素直にカカえましたね。 一応 分断する手を残したという意味でしょう。 もしかしたら中央の…右上の方の中央の石は…。 これで左辺何となく…。 この辺りは一応一段落と見て…。 あと下辺ですよね。
白も左辺一間トビとかで受ければ…。 こういうところ やっぱり大竹五段は落ち着いてますよね。 一応くつろいだ形で下辺の白とあと遠く上辺の白もにらんだ一着です。 ちょっと今堂々といい手つきでオサえましたがオサエはいいとこなんですか。 ここは攻防のお互いの根拠の境界線ですので。 大竹五段４回目の考慮時間に入りました。 黒も まあこんな感じでちょっとプレッシャーかけながらカラミ攻めにしたいような雰囲気です。 ただ ここで考慮時間ということは穏やかに受けない手も…。
ええ 二間トビが少し下辺を守って。 結城九段 ６回目の考慮時間に入りました。 ちょっと白… 下辺の白が余裕がありますよね。 これがまだはっきりしてないのでここにちょっと働きかける可能性はあると思うんですけど。 下辺を打ってるようですけど上辺もにらんでます これは。 もう結構周りは黒だらけなので白も ちょっと油断すると…。 絡みで上辺の中央の白を攻めてる間に…。 今の手はケイマは下辺を固めて中央の白に襲いかかろうというそっちの方向で決めたような手です。
これで完璧に右辺は白地に…。 アタリを決めてこのアタリを打って この切りを防いで…。 大竹五段６回目の考慮時間に入りました。 アタリが決まればもう切りはなくなります。 実戦 ノゾいて ツナギになりましたがそれがあれば もう右辺は完璧に白地になるということですね。 実戦はコスんでツナギになりました。 そして ここで考慮時間に入っております。 考慮時間ですか。 コスミツケですか。 あと下辺の白もまだはっきりは生きてない白９の十三。 結城九段 ７回目の考慮時間に入りました。
ちょっと今結城九段が 頬をたたきましたが。 大竹五段７回目の考慮時間に入りました。 両者ともに考慮時間が３回となりました。 こうやって見ると結城九段の攻めは柔らかいですよね。 実戦 ノゾいて ツナいだんですがこれでコスミツケが… コスミツケるのが形と。 コスミツケておけばもう白１目は逃げ出せなく…。 すごい 囲碁でいう何十目 損してしまうような手になる可能性が高いと時間つなぎ…。 結城九段９回目の考慮時間に入りました。 ここで考慮時間を重ねるというとちょっと…。
ここで こういった手を選ぶということは結城九段自身はちょっと形勢は自信があると。 大竹五段の方がこれ神経を使うところです。 そしてここで白が考慮時間に入りました。 ここでこうやれば今みたいにツナがるんですけどもこの辺打てば 白もこの１目取りますので一応安定しますよね。 中央もゲタで取られないように黒１目を黒の手を見て大竹五段 ちょっとお～っと表情がちょっと変わったような気がしますが。 ちょっと結城九段肩を落としてましたか。 結城九段最後の考慮時間に入りました。 ここで 最後の考慮時間です。
評価値６８％となってますが…。 これで下辺は一応…。 ちょっと評価値がすごい揺れ動いてます。 天元の右にソイを打ちますと一応１眼そして忘れてはいけないのが上辺 白が２線アテれば黒を分断できるんですよね。 上辺の黒もちょっとまだ不安定ではあるんですか。 今度１線サガリも利いてますので手抜きが可能です。 黒の下辺に １眼あるところが眼の具合で 白から１線サガリがすごい 評価値が揺れてますが…。 結構 後から評価値がじわじわ変わることもあります。
大竹五段９回目の考慮時間に入りました。 ここ打っておいても一応こことここで眼ができる形なんですよね。 今 ちょっと準備工作を…。 準備工作です。 ここで最後の考慮時間です。 一応 白が打てば取れるということですか。 一応 １目助けられて…。 中央の白は…。 評価値も一気に黒に傾きましたね。 中央の白大丈夫ですか これは逆に。 中央の白は連絡か生きるかするっていうことですか。 確かに…これは今中央の白は眼はないんですよね。 中央の方 ハネられてと。 その前は結構 評価値も白が…。
評価値もすごい揺れていますね。 評価値も揺れやすいということですね。 ただ これが早碁のスリリングなところです。 結構 左上も空間はあるのでそちらの方に白が侵入していってということですか。 評価値も白４４％…４５％となっていて結構接戦な気配もありますか？黒１７の十四。 結構 白が先ほどまでは評価値が ちょっと押されてたと思うんですがだいぶ戻してきてるということは…。 結構眼ができる可能性も…。 お互い考慮時間もないので。 ２０６手をもちまして白番 大竹 優五段の中押し勝ちとなりました。