確かに NHK杯では この時間の使い方非常に大事だと思うんですけどもまあ あの~ 私も ふだん心掛けてることなんですけどもこの羽生九段が優勝11回 誇ってますんで羽生九段が言われるとやっぱり 重みが違いますね。 そうですね あの~ 斎藤明日斗さんはよく 研究会とかでも 一緒になるのでよく知ってるんですけどももっと 何か今日 本当 何か 羽生九段 相手だからかすごい緊張されてる面持ちで はい。
振り駒の結果先手が 羽生九段に決まりました。 先手羽生九段2六歩。 まあ 問題はそうですねこれで5六銀と上がって羽生九段は飛車を 簡単に8筋に戻さないような工夫をされてると思いますね。 え~ 斎藤四段の年齢からですねこう 羽生九段っていうのはまあ 憧れの人まあ 将棋を覚えた時に 羽生九段はもうずっとタイトルを持たれていてNHKも どんどん優勝されていてもう いつも こう 羽生九段の活躍を見ていた世代だと思いますのでこの初対局 すごく ねえ斎藤四段から見たら もう待ちに待った日なんだというふうに思いますね。
斎藤四段1回目の考慮時間に入りました。 7五飛車と引いて8五からの戻るルートを選んだりそうですねう~ん やっぱり7四飛車は6六角が気になるのでかえってこの飛車は動かない方がいいのかもしれませんね。 7五飛車は一つ こう8筋に戻るならば飛車を引いてまあ 桂を跳ねて8五飛車を消す筋はそこでまたちょっと 時間かかりますがね一つ寄って。 まあ ただ7五飛車にはやっぱり8五飛車を消す8六歩という戦い… まあそうですねこういう対応があって次に6六角の手順を狙うと。 斎藤四段は宮田利男八段の門下生。
う~ん 何かやっぱり羽生九段の深謀遠慮といいますかねやっぱ 2五歩3三角も決めてないのはやっぱり7五飛車と引かれた時にこの歩も。 斎藤四段結構考慮時間を使っていますね。 羽生九段とも深浦先生は本当にたくさん非常に こう緑に囲まれた場所で非常に落ち着ける場所でリラックスできる対局場だったんですね。 局面7四飛車にはやはり6六角と上がりましたね。 後手6四飛車。
で やっぱり もう百戦錬磨の羽生九段ですからう~ん やっぱ こう 斎藤さんのように若手の こう 手の勢いがどんどん伸びてくることはやっぱ もう百も承知だと思うんですよね。 まあ 5四歩6六銀引8四飛車とすればまあ 飛車が生還できるということで後手の斎藤さんとしては右玉 はい飛車が戻れることを確認して6四歩から6三銀。
先手の羽生九段も時間も使いますので時間も並んでくるかもしれませんね。 羽生九段 5回目の考慮時間に入りました。 今度 羽生九段が 少し構想を 整えるところかなというふうに思います。 まあこういったメリハリが羽生九段の魅力でもありますよね。 やっぱり3八飛車3六飛車よりこう 足が速くてまあ 非常に重厚感ある攻め方だという判断だと思いますね。
まあ これでそうですね3五金3四歩の形で金が しっかりここで え~はる形になるのでもう一歩手に入ったら4五歩 同歩4四歩が厳しい狙いですね。 後手8二飛車。 羽生九段の表情などは いかがでしょうか。 斎藤四段 9回目の考慮時間に入りました。 さあ 今回は本当に憧れで尊敬の羽生九段相手でも萎縮せずに向かっていく将棋を。 一歩欲しかったんですよね先手の羽生九段も。 4五歩から4四歩が実現しますので。
銀を引かされる形にはなりますがここで 羽生九段が最後の考慮時間を使いました。 斎藤四段よりも先に 考慮時間を使い切りましたね。 羽生九段としては経験上これは大丈夫というふうに踏んでますしまあ9九にいるよりも玉をどんどん移動した方が安全という判断をされてますね。 これやっぱり6五飛車のあとにこう何となくこの3五金も5七角が動くと取れる位置にあるので先手の陣形が上ずってるところをうまく狙った一手だと言えますね。
後手9四飛車。 9四飛車形なんですよね。 9五歩に同飛車を用意して王手銀取りの形なので簡単にこの香車取れないですがまあ 飛車が一瞬 9四に来るので7六角という飛車取りと4三歩成または 3二角成同金 4三歩成。 同角は9五香ですし8六玉は8二香が厳しいので確かに9四角と飛車取っても一手詰めの詰めろですし6三角成も5二銀の受け…詰まし方が受けづらいですね。 まあ同銀 同歩7一飛車がやっぱりこう 安定感ありますんでね動きたくないかもしれませんね。 先手7一飛車。 大駒飛車角は全て先手に渡っているんですけれども。
後手6五桂馬。 え~7二歩成の時に5三玉と上がって6五桂の隙を作らせないという手に見えますけど後手6六銀打。 7七玉と引いてしまうと今度は6六銀左6八玉5七歩成と9五歩と一回 打つかまあ7三銀と素直に取るかですね。 これで8五香と角を取れば7二歩成は先手で入ってそれは先手が良くなります。 はい これは次に 9五銀同玉8四銀という手があるのでうまく斎藤四段がチャンスを捉えたように見えますね。 さあ これでうまく寄せ切れれば斎藤四段勝ちですね。 後手玉も銀がもう一枚入って先手玉にかなり王手は続きますね。
まあ これで飛車を取れば包囲網はできるんですけど5三とからまた 後手玉が危ないんですよね。 今度は後手玉にたくさん王手が続く形に。 後手4八角成。 5六玉に まあ7六飛車の王手金取りもあるので。 まあ 金を取るよりは何か こう3七馬と桂馬を取ってまあ 次に6五飛車とかそういう手を見せた方がいいという判断ですね。 これは6五飛車から詰めろになってますね。 後手5八飛車。 5六飛車成4四玉で打ち歩詰めの形には見えますけど。 でも5八飛車が怪しいんで。 5六飛車成4四玉で金気があれば詰むんですけどね。