メッセージでも 自分らしくというふうにお話しされていましたけれども余八段は もう積極的にじゃあ 自分らしくどんどん いくぞということですか。 今日の対局 ベスト16から余 正麒八段 対 富士田明彦七段の一戦です。 握りまして富士田明彦七段の先番となりました。 ただ 直近の対局は2021年11月に行われましてその時は 余八段が公式戦初勝利されております。 黒番の富士田明彦七段です。 日本棋院東京本院所属。 1回戦で 谷口 徹五段2回戦で 清成哲也九段を破り3回戦出場です。
これもAI以降に増えた定石の一つです。 もう割とAI見なくても人間の碁見ても「ああ これがAIの打ち方なんだな」みたいな感じで。 今まで見ない手を見たら「もう これはきっとAIの手なんだろうな」というような気分にはなってきてます。 中盤以降は もう本当に自分の力で打つしかないという。 なるほど この白の最初のハサミがもっと狭いとちょっと重複したような気分になりますよね。 まあ 何か右上の黒の小ゲイマジマリの形ですか。
今 黒がハサみましたがこれ 一番…ちょっと1路上に もうちょっと厳しくツメると自分が広くて ちょっと怖いということでもあるんですか?いやいや もちろんツメる手もあるんですよね。 受けると黒は 右辺固まるんですけれど。 そうですねそこにツメることができれば一応左上の白も少し盛り上がってきますし。 余八段2回目の考慮時間に入りました。 序盤から結構 考慮時間を重ねてますが白の方が悩ましいということなんですか。 実戦はやはり棋風どおりですね。 ただ 実戦は一番落ち着いた受け方を選びました。
富士田明彦七段1回目の考慮時間に入りました。 ここで富士田七段が最初の考慮時間です。 実戦 先ほどの本木八段がおっしゃっていたコスミを選びました。 このあと白がどう打つかによって結構違ってきます 局面が。 やはり上からオサえるのだとちょっと上辺取られてしまう可能性があるので。 なので実戦 ツナギですね。 もう 中央の方の白1子は今の白1子 分断できたのは結構 大きい戦果ですか。 最初の白のボウシして攻めていったのが結果的には 今のところよかったかどうかというところですか。
いや ノゾキが利けばツナがるんですけれど普通に打ってると…。 右辺でしたり 結構自然と地が固まってきてますよね。 そうですね 右上そこそこ15目以上はできてます。 白も 最初に下辺で地を作って左上も白地になる可能性が高いので何だかんだで地はありますので。 ちょっとでも中央に近い位置に白は 石を持っていきたいです。 焦点は中央の戦いになってきそうな感じになってきてますので。 中央の戦いというのは上辺から中央にかけての黒の大石と今は競り合いといった感じですけれど。
非常に手厚くて本当に富士田七段の碁というのは本当に きれいで。 本当 アマチュアの皆さんのお手本になるような碁ばかりですよね。 このノビも本当 本手という…。 確かに 本当に少しずつですがAIの勝率も黒がじわじわ上げてきてますね。 まあでも これぐらいですと全然 勝率は分からないといいますか。 余八段 4回目の考慮時間に入りました。 逆転されることも 全然あるんですね。 ただ 白3つ 大丈夫なんですか?いや ちょっと 大丈夫なのかまだあんまり読めてないんですけど。
白も これツギじゃなくてナラビの可能性も一応 あるんですかね。 早碁ですと ある程度最後まで読むことは不可能ですので自分の勘を信じて打つしかないですよね。 やはりふだん 持ち時間3時間の碁が多いと思いますがやはり早碁だと 全く違いますか。 早碁は決断力が大事と。 確かに こう見ると結構 白も立体的な模様になってきてますね。 ここで考慮時間ですがもう白は弱い石というのはあまりない状況なんですか?う~ん そうですね この3子がちょっと弱いので。 ただ黒も…仕掛けた以上は何かポイントを挙げないといけないですか。
富士田七段4回目の考慮時間に入りました。 ちょっとこれ封鎖するのは出られてしまってまだちょっと無理そうですので。 ただ結構 はっきりしないところではありますか。 そして ここで引き続き 考慮時間ですね。 富士田七段 5回目の考慮時間に入りました。 いや 結構 難しいといいますか。 逆に 次に中央の封鎖を見てます。 あっ もう左上ではなく中央を見てるんですね。 そこのラインは結構 封鎖できたらうれしいです。 黒も封鎖を察知して。 いや これも結構難しい戦いです。
富士田七段6回目の考慮時間に入りました。 こういった厳しさが余八段らしさでもありますか。 そして ここで考慮時間です。 調子で守られてしまう可能性があるということです。 余八段6回目の考慮時間に入りました。 考慮時間 全く同じぐらいのペースで消費されてますね。 でも 一応 何か切断する手は…。 ああ でも中央は結局 その…黒 先手で破ったので…。 いや もし本当に自信がない形勢だったら全部取りにいったりとかするかもしれないので。 富士田七段 7回目の…。 ちょっと今 富士田七段が…。
なので結局引きぐらいになりそうですけど白は ちょっと下辺にツナがりそうということなので…。 その勘違いを披露して頂くのも何か ちょっと変な話ですが。 はい 失礼しました勘違いでした。 白は ツナがることによってまだ一応黒の全体を狙ってるんですよね。 今のケイマを見てちょっと余八段首をひねりましたが。 いや でも切断して中央の2目を捨てて形を整えるとか。 なので上辺先に得しにいってという。 下辺 白がツナがるので一旦…下辺でも ツナがる…。
ただ ツナがってしまうと上辺が全部白地になってしまったうえに白の大石が安心なので。 ただ全部受けてて大丈夫な気がします。 大丈夫です。 あっ 大丈夫じゃないです。 大丈夫じゃないです。 アテを打たずにちょっと富士田七段…。 これ… 左辺の黒は生きるんですか?いや 結構際どいというか左下に影響させずに生きるのはちょっと難しいんじゃないかなと思います。 やはり先ほどの上辺の黒から打って 白をツナがらせてしまったことが結構 1手分ぐらいかわっていても…。 富士田七段 9回目の考慮時間に入りました。
中央一帯の黒の眼を奪ってる意味はかなりあります。 富士田七段最後の考慮時間に入りました。 白に取りにきてもらってそこでひと勝負目指したいですけれど。 ここで上辺 黒が2線ツイで頑張ったら左辺の黒を白は取りにいく可能性が結構あります。 ちょっと中央補強をするのはしかたないかもしれないです。 左辺を取りにいく手も結構ただ 自分のこともちょっと心配…。 今 黒が中央補強したことでちょっと中央も薄くなってきてますので。
余八段7回目の考慮時間に入りました。 なるほど なので似たような意味でしょうか。 富士田七段としてはちょっとつらい時間帯ですか。 134手をもちまして白番 余 正麒八段の中押し勝ちとなりました。 この一局のポイントは どの辺りですか?そうですね この辺りをちょっと白は封鎖しにいって黒が頑張ったところを切りにいった手がそれでは引き続き検討も よろしくお願いいたします。 1手後れた意味は…。 確かにコスミツケて黒がハサんだ時に白が手抜いたような意味があると。
なので実戦は…。 ただ白も実戦と同じようにツグぐらいなんですか?ああ…。 実戦は トビとトビがあるんですね。 実戦は 打ってからコスミと。 これは白まずいですか?実戦のケイマですとちょっと不満ということなんでしょうか。 ちょっとハワれて全体的にまだ薄いのでう~ん ちょっと失敗したのかな。 そのコスミツケですとどうなるんですか?コスミツケ…。 それだったら実戦みたいに最初から しっかり…。 実戦が一番 手堅い打ち方なんですけど。