にっぽんの芸能「狂言キャラクター図鑑」

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この番組のまとめ

蜜柑に金柑や柚子といった 柑橘類。 不気味? それとも かわいい?森羅万象 あらゆるものをキャラクター化してしまう狂言の世界。 登場する人間たちもキャラクターの濃い人ばかり。 なぜか笑ってしまうのはキャラクターの魅力がなせるわざ。 いや これまでは 能とか文楽あるいは さまざまなジャンルの回でせいこうさんとご一緒してまいりましたけど実は 狂言を一番多く見られていたそうで。 今日はですね 「狂言キャラクター図鑑」ということで魅力的なキャラクターが次々に登場してまいります。

源平の合戦のものの完全なパロディーになっていてこの辺に栗があって ってなってるじゃないですか。 僕らの祖先の祖先の祖先の人たちはこういう乾いた あるいはナンセンスな笑いの感覚を持っていたってことやっぱり 僕たちは知っとくべきですよね。 始まりは相撲取りを雇いたいという大名と太郎冠者のやり取り。 ここから 既にナンセンスの連続です。 前段で 大名が太郎冠者に3,000人 人を今から雇うからちょっと行ってこいって。

太郎冠者でござる。 正体に気付いた 大名と太郎冠者。 せいこうさん この狂言の中に出てくるこの「すっぱ」っていうのはまた 少し違ったキャラクター。 必ず 都会者で太郎冠者などが田舎から出てくるとこういう人を だまそうとするチンピラみたいなものがすっぱなんですよね。 だけどすっぱは悪いことするんだけど何か どっかに憎みきれない何か 親しみみたいなのを持てるようなキャラクターになってます 狂言は。 ちょっと まぬけな すっぱが登場する演目「六地蔵」。 都にやって来た 太郎冠者。

2番目の「末広がり」の場合も要するに 都会の一番はやってるポップスを教えてくれるんですよね。 で おまけをやってみたら本当にご主人様大喜びで踊っちゃった。 もしや カタツムリ殿ではないか。 そつじな申しごとながらもしや こなたはカタツムリ殿ではござらんか。 身共が某を見かけてカタツムリではないかと申す。 そなたは 真実 カタツムリをたずぬるの。 すれば こなたがカタツムリ殿でござるか。

だから 太郎冠者なんかこれから出てきますけど従業員が 平気で 社長に 盾ついたりばかにしたりするし言うことも聞くしって すごくドライな。 上の段に並ぶのが「松風」「自然居士」など 能の演目。 狂言が独特の笑いの芸能として磨かれていった背景にはこういったものが。 狂言になると まあ 自分の話みたいだからまた 起きてそして 能の幽玄の世界をまた 逆に楽しめる。 さあ 「狂言キャラクター図鑑」最後に見ていくグループは神様や鬼などの超人的存在です。