彼は 将棋のプロを生み出す「奨励会」で腕を磨きました。 プロの棋士とは 将棋連盟に所属する四段以上の人のことを指します。 プロの登竜門となるのが…そもそも 奨励会に入るため全国各地から実力者たちが集まりますが入会の試験に合格するのは毎年 20~30人ほど。 他の子たちが お風呂入ったあとにテレビ見る時間っていうのが基本全部 将棋してたので「ドラえもん」とか 「DRAGON BALL」とか世代で はやってるものをほとんど知らなくてそれは今でも困ってるところなんですけど。
例えば夜だったら 仕事終わりのサラリーマンが来たりとか朝になったら 水商売あがりの送りが終わったドライバーさんが来たりとかいろんな人が 入れ代わり立ち代わり将棋を指しに来るんですね。 でも それだけやってそれは もちろん目指すべきは奨励会になりますよね ケンタロウさん。 さあ そしてエイキチさんは どうですかこう 奨励会に入るためにどんな努力をしてきたんですか?私の場合は実は 奨励会に入る前は努力したっていう記憶がないんですよね。
僕らがいたからこそ 藤井聡太みたいな子たちが生まれるんですけど言ってみたら 例えるとあれですね精子と卵子みたいに3億の精子が突っ込んで一番優秀な遺伝子が卵子と結び付くみたいな そういうイメージでいうとその1つのスターを生むために精子が3億とかありますけどそれが私たち奨励会員。 ちょっとね 好きな女子できたりとかみたいなのはなかったんですか?奨励会に入る前 中学 高校生までは普通に青春期を過ごして彼女いておつきあいもしてたんですけど高校を中退する時に師匠から「恋愛禁止だ!」と。
そのプレッシャーについて他の奨励会員にも聞いてみました。 どうですか?そっか だから エイキチさんそうなると最終学歴的なのは。 ケンタロウさんは どうでした?年齢制限の ちょっと手前で辞めたんですけれどもやっぱもう でもその最後の時ですねこの将棋が負けたら辞めるって自分で決めてる将棋を自分が劣勢になった時に背筋がスーッとしましたね。
努力するっていう大切さっていうんですかねやっぱり その奨励会で一番感じたことはほんとにトップの人ほど勉強してる 努力してるっていう。 そこを やっぱり気付けたことこれが一番の財産というか本当にトップの人ほど勉強してるっていうことそれが あの… 奨励会を退会して負けたくないと思って入り込んだ飲食の世界なんですけど そこもつい最近 ちょっと退職してしまいまして。