♪~描いたのは幕末から明治にかけて活躍し三島以降芳年 イコール 血みどろ絵というあの図式は完全に出来上がった。 前のめりになりながら敵に襲いかかろうとしているのかな?手をきつく握りしめ 顔面は蒼白になって口元から血を吐き出している戊辰戦争の一部で彰義隊の戦いとして知られる上野戦争。 芳年は 上野戦争の直後に戦場を見に行ったといいます。 なんで という感じだけど実際 芳年も上野戦争でこんなありさまを目の当たりにしたかもしれないんだ。 西南戦争の戦闘場面が描かれています。
明治10年 西郷隆盛が率いる反乱軍は7か月余りにわたり当時 誕生して間もない新聞は こぞってこの大事件に飛びつき 一斉に報じます。 この絵は 西郷隆盛の腹心 村田新八が討ち死にする姿を描いているんだ。 これも ちょっとびっくりなんだけど西郷隆盛が船の上で自決しようとしている絵なんだ。 この作品はですね まあ西郷隆盛がまあ現在 追い詰められていて海に沈んで竜宮城に攻め入ろうではないかというようなことを語っていたというようなうわさがあったんですよね。
月にちなむ物語や伝説謡曲などの場面を描いた「月百姿」というシリーズです。 この芳年の「月百姿」にあるかと思います。 絶世の美人というだけではなく和歌にも優れまさに 才色兼備だった女性。 今は すっかり老いてしまいその手前で孫悟空が踊るような格好で赤い如意棒を振り回している。 ここでは 去年 「月百姿」のシリーズから7枚の絵を復刻しました。 その時代的背景とか歴史そういうものを知るとその人物が今どんな思いで こんなふうなたたずまいをしているのかなとかそんなふうに感じることがある絵なんでとても好きです。