今日は 準々決勝 第1局一力 遼NHK杯選手権者 対大西竜平七段の一戦です。 一力さんはもう世界でも非常に評価が高くて日本を代表するトップ棋士です。 握りまして 一力 遼NHK杯選手権者の先番となりました。 黒番の一力 遼NHK杯選手権者です。 2回戦で 佐田篤史七段3回戦で 藤井秀哉八段を破り準々決勝出場です。 2回戦で 洪 爽義四段3回戦で 六浦雄太七段を破り準々決勝出場です。 本当に どこも秀でてるのが本当 一力NHK杯という印象…。
右下の大ゲイマシマリは割と 一力さんが得意としてる形だと思うんです。 そのあとの定石も結構 大型定石になることもあるんですけど シマってから。 何か 「一力定石」といわれるぐらい割と よく打たれて。 一方右上隅ですけどこの形古くからある定石なんですけど。 そうですね カケツギは まだ比較的に…ある程度実戦でよく打たれてる方ですけどツギよりは少ないです。 一力NHK杯とは結構 練習碁とかも打たれるということでしたが。 結構…何か一力さんとは結構 縁が深くて…。
アタリとツナギが換わっていれば 部分的に隅に 一応コウの味も残ってるし。 1回目の考慮時間に入りました。 そして上に表示されているのがAIの勝率の数値になっております。 大西竜平七段1回目の考慮時間に入りました。 ここで 大西七段が今度は考慮時間です。 でも仕掛けてるのは大西さんの方ですからやっぱり多少研究したりしてるような気はするんですけどどうなんでしょう。 例えば部分的にこのように打つと黒としては どうなんだろう。 大西七段2回目の考慮時間に入りました。
大西七段も一力NHK杯も早稲田大学に通われて。 このお二人で私が すごい印象に残ってるのは何か大西七段が早稲田大学に受験する前に…。 早稲田大学受験するっていうお話をしていた時に…。 結構 珍しいじゃないですか棋士で大学に…。 棋士になってから大学 行くというのは。 なので「どうして受けるの?」って聞いたら 「やっぱり一力NHK杯に憧れて」っておっしゃってましたね。 結構何ていうか両立するというか…。 棋士だけでも大変ですけれども。 なので ちょっと大西七段は一力NHK杯が結構 憧れの存在だと。
ここのダメをツメておくことによって右上隅の白に対してまだ これからも利きをいろいろ楽しみにしていこうということです。 大西七段 3回目の考慮時間に入りました。 ここで大西七段 考慮時間です。 一応 攻め合いは勝ってるんですけどここまで全部 こうピタピタ全部決まっちゃうのでこれはもう… 駄目としたもんです。 その交換…絶対に利くわけじゃないので今のうち ちょっと様子見ておきたい。 この何か 右上の形ちょっと隅 白も結構 地取ってるからパッと見 ちょっと判断しづらいんですけど。
何か やっぱり直線にちょっと結構 勝ちに向かっていい感じに進んでる感じがします。 これが独自の大西七段の世界観ですか。 何とか ここを連絡するように打つ手が成立するかどうかは多分 結構…。 ただ下で受けるのでは結構形勢 少し接近しそうな…。 一力NHK杯 2回目の考慮時間に入りました。 気はするんですけどこれは でも結構 微妙なんです。 これが結構 自然な考え方ですか。 結構 左上の白も危ないんですよね。 この辺り 何か一着入れてないと間に打たれちゃうとちょっと左上隅のやっぱりちょっと白 苦戦というか…。
そうですね まだ右辺から下辺にかけてこの辺りが非常に広くてその辺りにお互い進んでいくかなと思います。 一力NHK杯3回目の考慮時間に入りました。 一応 真ん中と…一番 真ん中は この辺りですか。 一応 相手の…やはり厚みに敬意を表して。 そうですね 厚みに…例えば こういう感じで打つともう それこそこういうところ打たれてもう非常に厚いのでもう逃げるしかなくなっちゃうので。 大ゲイマで 割と大きく構えてる分この一間トビも非常に形のいいところなんですよね。
左辺の黒は何か受ける必要があるかないかちょっと悩ましいです。 ハネに当然オサえるんですけどそこで ハネた以上続けて打つんでしょうから場合によっては何かカケツイで守るような意味もあるんですけど。 ハネツギは部分的にヨセとしてもそこそこ大きいんですよね。 カケツギで守りました。 黒2の九 カケツギ。 これは逆に黒がハネカケツギでアタリと換わったということで黒が利かしたということになるんですよね。 本来 左辺黒何か受けなければもう少し厳しい手があったとワリ込みとか。
大西七段…。 6回目の考慮時間に入りました。 一応 黒としては 眼は大丈夫ということですね。 一力NHK杯 4回目の考慮時間に入りました。 慎重に考慮時間を使われましたよね。 一応何とか黒は取れそうなんですけどただ もしかしたら この辺りから…。 一応 最も自然な形です。 一仕事したいんですよね。 この形 一応受け方としては眼を作るという。 ここに打つ手は…一応一つの手筋なんです。 大西七段 7回目の考慮時間に入りました。 そして ここで大西七段が考慮時間ということで…。
非常に効率の悪い形…アキ三角のような形になってて。 ただ その辺りに白は全く地がなくなるのでそれで調子で左辺も黒普通に生きることができれば…。 3線や2線のちょっとした利きで一応 簡単には死ななくなっているんです。 一応 外もまだ少し間があるから…。 ただ白としては左辺の黒を何か攻めていけないと先ほどの攻防を黒が…。 一応 今のところただ生きではないかな。 黒が全部頑張ると…。 一応 はっきり まだ生きてない。 そこは 結構黒も分岐点では…。
場合によっては黒も2線ツナいでいく…可能性はあるのであんまり決め過ぎずに今のうちに様子見るのがいい感じなんですよね。 例えば これと…打つことでこの辺りに結構断点ができたり。 一力NHK杯6回目の考慮時間に入りました。 そしてここで引き続き 考慮時間です。 考慮時間も お互い…。 もう1つ考え方としてはどこかでブツカリを打つかもしれないんですがこれに…ブツカリに対しては抜く一手なんですよね。 ブツカリを打ちましたね。 一力さんは 結構ガンガンいくタイプなので…。
取られてもいいんですけど6線の石を何か連絡しながら厚みになれば結構 理想的なんで。 ちょっと不気味ですが何か狙ってますか?何かブツカってワタっていって白の模様を根こそぎ下から突き破ろうとしてるのかもしれないです。 ちょっと説明難しいんですけどかなり高度なテクニック。 この3子を… 今の3子をのみ込んでいくような形で地になると結構地の効率がいいんですよね。 右下は三々にツケ1本打った手がこういう展開になった時にちょっと悪手になってるんですよね。 一力NHK杯 7回目の考慮時間に…。
心理的な面では非常に大西さんはその辺 何か結構 熱心に研究してるというかそういう話を聞いたことある。 いかに相手をだますかとか比較的に…危険な図を選ばないようにしてるかな。 でも優勢を意識して少し守りに入ってる打ち方ですとこう それほど多分 目数的に差は大きくないのでもし…。 そういった流れを作っていくのが結構 大西七段得意ということで…。 ヨセは本当によく研究してるというか趣味みたいな感じでヨセの問題を作ったりするんです。 この対局が始まる控え室でも張九段と一力NHK杯…。
手抜きたいんですけどただ隅切る手結構大きいんですよね。 この地破られると何となく全局的に白地もそんなに多くないんで。 やっぱりこの手が結構何か手止まりのような感じで絶好の一手になってるので。 一力NHK杯ヨセが すごい得意ということですが大西七段の終盤というのは?やっぱり上手です。 黒11の十二 コスミツケ。 何か勝負勘がすごくて。 勝負勘ですか。 形勢悪い時に相手を悩ます手というか。 よく大西七段 半目勝ちなどもされてるような印象ありますよね。 勝負勘の…。
先手で黒は切れると。 そうですね 先手で切れるので何か真ん中この4子を取れるかどうか。 黒 先ほど コスミツケたところを。 結構 黒はうれしい収穫ですか。 打たなくてよかったのかな?ノゾキというのは 黒が一間にトンであるところですね。 これで ハサミツケますと…。 結局 ツナギ…。 右下隅の2の二のハイが後に黒の権利として。 白6の十六切り。 数目しか増えてないので黒としてはそして天元戦も…。 ただ まあ…やっぱり囲碁界の中心的な棋士なので…。 今年 また何か…まず棋聖戦 どうなるか分からないですけど。
一力NHK杯ですか。 大西七段も相当 悩ませる手を打ってきてますよね。 一力NHK杯は中学校が同じで同じクラスだったこともあって同い年なんですよ。 でも本当雲の上の存在というか神様のような存在だったんで。 もう本当に…中学 入ってすぐプロ棋士になっていたのでなかなか声がけすることもできなかったんですけど緊張して。 黒がコスミツケていってその辺りもちょっと黒地が増えていきますか?そうですねとりあえず その辺り白に破る手はちょっとなさそうです。 本当に 一番手厚く手厚く…。
何か 急に姿勢ピシッとする時は もう…。 今の白のツナギもいいタイミングで…。 白6の十五。 黒7の十五。 そうそう このカケツギが手厚いんですよね。 これを何かオサエで打つと5線に切りが先手になるのでちょっとだけ右辺の黒が少し薄くなっちゃうんですよね。 一番 手厚く守ったと。 白15の十五ツケ。 白14の十五。 確実に先手を取れるんですね。 白13の十五ツギ。 ただこの白全体の眼を取っておくことによって真ん中 更にもう少しシメツケて利き筋ができたりする可能性はあるので。 プラスアルファがあると。
これ一応 白がその上にアテ込めばちょっと切断が…。 結構 ぎりぎりの形なんですけど。 こうなると黒はコスミツケが…。 大西七段9回目の考慮時間に入りました。 大西七段最後の考慮時間に入りました。 ツナガリがですか。 ツナガリがちょっと悪いんですけど何か…。 何か真ん中にオク手が 結構…。 ヨセとして結構 厳しい一着になりそうな。 一応 ここに打てば何とか命はあるんですけどただ これ またここの目数も結構 損してて。