日本の話芸 一龍斎貞花 講談「赤穂義士銘々伝 倉橋伝助」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

本堂内に流れる貞丈師の講談を聴いて 感銘を受け貞丈師のせがれで貞丈を襲名する四代目 貞花に弟子入りいたしました。 私 定年退任いたしましたが保護司をしておりましたので殊に若者の立ち直りは大切なことであり入門の決断といい思い入れの深い講談です。 ♪~赤穂義士伝と申しますと12月の作品のように思われておりますけれどもこれは 本懐を達成する目的を成し遂げるというところからおめでたい噺とされましてお芝居でも年中 上演されております。 徳川様にお魚御用を務めておりますところで魚河岸が日本橋にございました。

「源太の名前が売れてると思っていい加減なこと言うな。 「日本橋のお納屋でありがたいご意見とともに見料まで頂戴した者でございます」。 ほら 源太がよく話してた日本橋のお納屋の金さんって若え衆が初めて来たうちと思って遠慮しちゃいけねえ。 おめえも 源太 訪ねてきてその足ですぐ 江戸へ帰るというわけにもいくめえ。 赤の他人が 源太 訪ねてきてうちで おまんま食ったのが縁になったんだが。

権次よりも下ぞりの方に人気があっておお おお 今日という今日は話 するからな。 なあ 金公や妙なこと言うようだがな子守しながら毎日うちの店へ遊びに来る横丁のお梅坊。 『今日は 金さんいいお天気でございますね』ったらおめえ 『どうも しかたがねえ』って言っただろ。 お天気のことは しかたがねえには違えねえけれども色っぽくねえ返事したと思ったら途端に 俺は おとさんの鼻 引っ掛けて血噴いて弱ったよ。