本日も一緒に俳句を学んでまいりましょう。 せいこうさんはですね新俳句大賞の選者を長きにわたってご担当されていらっしゃいますがそこで ご一緒されている俳人の金子兜太さんとはただうまいだけの句を選ぶと途端に 「せいこうも そうか」って。 そうすると そこがですねちょっと違和感を感じることで逆に強調される 一句のポイントがはっきりするというそれが シンコペーションの効果なんです。
固定的になってしまいますし 中身も逆に何でしょう… 一緒にというかね何かこう 面白さがないっていうか。 「むさしのの 空真青なる落葉かな」っていう時に普通 「むさしのの空」というのはひとかたまりの言葉なのに「むさしのの 空真青なる」っていうふうにひっくり返りますよね。 これは句またがりでしょうか?それでは せいこうさんいかがでしょうか?「山桜」 で 「又山桜」だからこれ またひっくり返ってるのかななんて思って○にしとこうかな。
この句なんですけど…何て言ったらいいんですかね目玉焼きを焼く時に プルルルンとこう 白身も黄身もね何か 踊るように焼けていく姿が何でしょう…僕は 生き物を頂いてるんだなっていうようなそういう気持ちになってすごく 何か 春のこれから こう 生きていくぞっていうエネルギーを感じさせて頂けるなっていう句でございました。 フライパンの上でね目玉焼きが焼けていく時の何か 私 いつも輝きを感じるんですけれども「立春のひかり」と言われるとねとってもおいしそうじゃないですか。
さあ 以上が今回の入選句でございました。 さて 片山さんの三席を発表頂く前にせいこうさんと私の特選も発表したいと思います。 こちらの9句が 本日の入選句です。 それで それを履いて外に出ていくという意味でも中学校に入った時に図書館に行ったんですね 初め。 中学校にも絵本があって中学生なのにパラパラッとめくったら船が飛び出す絵本があったんですよね。 中学生 もう13歳なのにまだ何か楽しい気分になるんだなと。 春に こんな気分になれて中学の勉強頑張ろうって何か改めて思ったのをすごく思い出しまして。
先生 これ ちょっと「鹿」と「淡雪」で 季重なりかと思ったんですけど 厳島の鹿はいつでもいるものだなと思ってOKかなと思ったんですけどいかがでしょう?これは気にしなくていいと思うんですね。 「淡雪」というのは もう春に…まあ 立春を過ぎてからの俳句季語なんですけれどもこの場合には 両方がうまく収まってると思います。