NHK俳句 題「立春」

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この番組のまとめ

せいこうさんはですね新俳句大賞の選者を長きにわたってご担当されていらっしゃいますがそこで ご一緒されている俳人の金子兜太さんとは共著も出されているということなんですね。 金子兜太さんとご一緒に選句される中で何か印象的なことがあったということなんですけど。 そうすると そこがですねちょっと違和感を感じることで逆に強調される 一句のポイントがはっきりするというそれが シンコペーションの効果なんです。

ですから この芭蕉の句もですねただ 意味を伝えたいだけならば「海暮れてほのかに白し鴨の声」とした方がずっと分かりやすいんですよね。 片山さん 今日は ちょっといつものクイズとは違うそうですね。 今日は 名句をご紹介頂いてそれを○×でということなんですね。 「むさしのの 空真青なる落葉かな」っていう時に難しいですよね。 え~ なってきた?「山又山」で「山桜」 で 「又山桜」だからこれ またひっくり返ってるのかななんて思って○にしとこうかな。

あくまでも 基本に五七五感がないと駄目なんですよね。 駅前などでバスが どんどん どんどん来ては出発しっていう光景を見ますけれども常に見ていることに季節感を感じるというのが俳句なんですよね。 フライパンの上でね目玉焼きが焼けていく時の何か 私 いつも輝きを感じるんですけれども「立春のひかり」と言われるとねとってもおいしそうじゃないですか。 駅前広場ですとか公園なんかで花時計っていうの見ますけれども文字盤が お花になってて何時が何の花とかねこうなってるわけですよね。

さあ 以上が今回の入選句でございました。 さて 片山さんの三席を発表頂く前にせいこうさんと私の特選も発表したいと思います。 「帆船の飛び出す絵本春来る」という句でございますけど中学校に入った時に図書館に行ったんですね 初め。 小学校の時って絵本見るじゃないですか。 中学校にも絵本があって中学生なのにパラパラッとめくったら船が飛び出す絵本があったんですよね。 中学生 もう13歳なのにまだ何か楽しい気分になるんだなと。 春に こんな気分になれて中学の勉強頑張ろうって何か改めて思ったのをすごく思い出しまして。

先生 これ ちょっと「鹿」と「淡雪」で 季重なりかと思ったんですけど 厳島の鹿は鹿そのものを詠む句ではないのでこれは別にいいと思います。 「淡雪」というのは もう春に…俳文家じゃない! 散文家なんですけど散文家っていうのは本当にだらしなくて 1行書いたらすぐ言い訳がしたくなって2行目書いて そしてまた言い訳がしたくなってって切りがないんですよ。