第71回 NHK杯テレビ将棋トーナメント 準々決勝第2局 松尾八段×千田七段

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この番組のまとめ

そして 今日の対局は松尾 歩八段 対千田翔太七段の一戦です。 先手番となりました松尾 歩八段です。 愛知県日進市出身 所司和晴七段門下。 1回戦は伊藤 匠四段に2回戦で三浦弘行九段2006年 6級で奨励会入会。 1回戦は豊川孝弘七段に2回戦で渡辺和史四段今回 6回目の出場です。 では 後手番の千田七段はいかがですか。 続きまして後手番となりました千田七段のお話です。

千田さん よくAIの先駆者で相腰掛け銀ですかねこの形はほんとにスペシャリストというイメージがあって。 攻撃…積極的に攻撃を仕掛けるということなんですけども反面 後手番ですので。 7八金上がってないと歩を一歩渡すと7五歩 同歩7六歩同銀 8六歩みたいな感じで。 はい これまで5局 対局がありまして松尾八段の1勝 千田七段の4勝となっています。 千田さんの方が少し進んでてその分 その…相腰掛け銀の勝率が少し千田さんが最初 高くて。 今回勝てば40代にして今までの棋士人生二十何年間の実績を更新するということで。

同世代なんですけど雰囲気が。 千田さんが私久しぶりなんですけどちょっとだいぶ雰囲気が。 はい雰囲気変わられたなという感じですねはい。 取ってそうですね単に同桂と取るか まあ手筋としてはよくプロの手筋は3五歩を突き捨てるのが一番多いですかね。 2四歩 同歩同飛車のこの十字飛車ですね。 この突き捨てが入ってないと歩を打たれてただの一歩交換に終わってしまうということで。 角を合わされて同角 同歩でもう一回4六角と打っておくともしかしたら8筋の交換をけん制しているかもしれない。 これで8六歩同歩…。

松尾八段持ち時間を使い切りましたのでこれより 一手30秒未満でお願いします。 ただし1分単位で合計10回の考慮時間がございます。 あとは強制的に7六歩と打って8六歩を交換させてしまうと。 松尾八段1回目の考慮時間に入りました。 千田さんの方はもうバックするわけにはいかないので強制的に8六歩からの銀交換をして。 後手 8六同じく飛車。 プロ的には8七歩のあとも次 飛車を引くか寄るかなんですけどもこれは もう7六飛車ですね。 もう7六飛車ですね。

千田七段3回目の考慮時間に入りました。 連続して考慮時間を使われています。 5六飛車と。 8二飛車から打っていきなり6三銀とかで下手したらね…。 千田七段4回目の考慮時間に入りました。 あっ 飛車が成り込むと。 この8八歩7七歩7一飛車交換によって一段飛車で受けているということで。 千田七段5回目の考慮時間に入りました。 さすがにそれは でも先ほどやっぱり飛車が成り込まれますのでう~ん。 千田七段7回目の考慮時間に入りました。 はい また考慮時間を使われましたね。

同飛車ですと先ほど4四銀と行った時に飛車がそうですねもう一度4七歩と打って。 松尾八段2回目の考慮時間に考慮時間が9分ありましたので今1回考慮時間を使ってと長考に沈まれています。 同飛車ですと2筋からの攻撃力が少し減るので。 そうですね同飛車だともう一回歩を打つってことですかね。 これは同飛車でも逃げても…逃げたらいきなり打ち込むようなね。 同飛車ならまあそうですね2七角。 今 同飛車と取りました。 あっ 同飛車ですか。 2九角は…4七同飛車はちょっと速かったので。 松尾八段3回目の考慮時間に入りました。

打った時に例えば5六飛車で先ほどよりはい同角成と成るような感じで。 先ほどは8二飛車で攻め合い負けでしたけども。 先手 7七歩。 ちょっと考慮時間の間に松尾さんが形勢に自信を持っちゃったかなという感じがしますね。 冷静に見ると5六角成の時に先手がよさそうな手がいくつかありますね。 8二飛車と先手で王手となっていたのではい。 先手 4三同じく歩成。 駒損して更に同金と取ってしまうと8二飛車で攻め合いを強要されますので。 先手 5七歩。 もう 何か精神的に馬逃げれないので4七歩 5六頭の中で…失礼しました。

この5七歩に対して馬が逃げると後手後手引いて駒損して落ち着いて攻められますので。 4五桂打とかでも詰めろで受けにくそうですし。 結構 後手玉狭いですよね。 後手玉がそうですね。 将棋は結構上にかぶさる駒ばっかりなので。 後手4四銀打。 5五桂打の詰めろを防ぎましたけども。 4四歩と一回打たれてしまうので4四歩からの詰めろなので4四歩と後手から打つ手はあるんですけど。 それも全部同角で。 後手4四銀打。 考慮時間恐らく使わずにそのまま。 松尾さんは結構ノータイムで。

その先手の得を生かして松尾さんが終始千田さんを攻めさせないように中盤戦ですねうまく自分が先に攻めれるようにペースを握って押し切ったということで。 いや そうか結構手が難しいもんですかね。 最近 何か 二人とも あれですね相掛かりと角換わり結構よく どちらも指されてるんですけど。 角換わりのどちらかというとかなり若手の方々が結構 好む。 超攻撃的なね結構。 ちなみに結構5二金にかわって6四歩が今まで一番多かったと思うんですけど。 う~んそうですね 4四歩が結構 珍しいのかなと思ったですね。

既に何か腕まくりも上着脱いで腕まくりされて臨戦態勢だったんで。 ちょっと一手飛車引きが…。 4五歩に対して。 まあ 何か金上がるとこで早めに6六歩先に突くとかもあるのかもしれませんけれど まあちょっと。 例えばじゃあ4六歩に今度は4五桂は大丈夫?どんな感じになりますかね。 なるほど3五歩が手筋ですけど腰掛け銀ではないので6四銀をとがめた感じで。 7五歩6五歩7六歩。 同歩同飛車で少し形が先に乱されてしまう感じですかね。 なるほど千田さんの方としてはそうか4五歩に6六歩がすごいいい手ですね。

同銀で。 同銀で。 同銀で同銀は同角で王手になって。 同銀は同角…。 ああ 飛車があるのか。 あっ 同飛車か。 これ十字飛車になっちゃいます。 なので同銀…で 角を取って。 同銀に取ってもこれ 取られちゃいますもんね。 角損ですけど飛車が…。 銀が…銀取りが残ってての先に飛車が成られてしまうので。 取ったら十字飛車…。 2四同銀があるから。 これで王手で銀を取って飛車が成られるので駄目なんですけど。 今度歩が成ってもまあ 王手王手飛車に…。 で 歩が成って飛車先が破れてるように見えるんですけど。

一応6四歩は一番普通と言ったら変なんですけど。 これは やっぱり7六歩打たれるんですかね。 まぁ でも7六歩はかなり松尾さんらしく落ち着いた感じの。 4四歩の局面を軽視しましたね。 自信あったけど6六歩であんまり自信なくなって…。 松尾さんの方としては局面の形勢的には。 でも 画面越しでは松尾さんも少しジャケットを着て自信が出てきたのかなみたいな感じも ありましたけど。 想定どおりの局面で自信を持って進めた局面ということですね。 意外にこの局面この局面でかなり大長考。

同角成もあるし4三歩とたたく手も。 4三歩とかですね。 やりたいのは4三歩ですよね。 打ってないとここで2三歩と打たれて。 ただ4三歩と打ってということで。 2三歩なんですかね。 2三歩以外だと。 2三歩もかなり厳しそうに見えます。 2三飛車成と成られたら金なし将棋。 一応 飛車引きとかも気にはなりますけど。 4四銀や8八歩以外に考えられてた手とかもありますか。 最後の考慮時間まで使われるぐらいの考慮時間ほとんど使い切られましたもんね。

B面攻めしていくプレッシャーかけていくっていうのがやりたかったんですけれど。 飛車下ろす手もありますしいきなり打ち込んでもかなり。 これ先手先手で飛車が打って攻めれるのも本来の予定といいますか想定といいますかこういうふうに勝ちたいというようなものとは変わってきてしまったんですね。 いや 傷がある状態で飛車も渡して決戦してるので。 まあ ここでもう考慮時間がなくなってましたのでね。 松尾さんの方としては考慮時間があったのでちょっとあれですかね4八歩は全く気付かなかったんですけど。