NHK短歌 題「寝室」

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この番組のまとめ

先生は我々を もう10年近く見て下さいましたけれどどうですか? 何か変わったところ成長したところ 感じますか?もともと言葉に対して敏感な方たちなので…「それなり」? 敏感ですよ。 ということで先生 今日のテーマは?全体のテーマが「日々の居場所」ということで最も長くいる 過ごす時間の場所として寝室を選びました。 茶色いカシュウナッツのように曲がってしまった体の自分がいるっていう老い人の歌なんです。

「幸福な赤ん坊のポーズ」とかって和語にしても面白いかな。 ある種の面白さっていうのはね目覚めた時 隣に夢とは違う猫がいるっていうのは面白いと思いますがちょっと 言葉がいっぱいありすぎるんですよね。 自分が抱くんじゃなくて「抱かれる」って言ってるところの恍惚感が面白いんです。 ギャップ出すために「恋人に激しく抱かれる夢を見た朝に隣で寝ている子猫」っていうのはどうですか?そうするとね意図が出過ぎちゃうんですよね。 投稿歌の中から佐伯先生の選んだ4首を紹介します。

とても面白い歌でもともと夏目漱石もパロディーなんですよね。 「シングルベッド」もそうだしこの世界がすごく 部屋自体が狭くて本当の まだ若者の歌だなというか。 仕事で いろいろな町に行くとその町のホテルをとって頂くことが多くて久しぶりに この間 泊まったとこがシングルだったの。 こんなサイズのとこに昔2人で寝たことあるなと思ったらシングルで2人で寝るって無理でしょ。 言葉 失ったの?今回の一席の短歌は…幸せの形というか幸せな歌も…さっきの「シングルベッド」めちゃくちゃ悲しくなってきたな!哀愁のある。

「すっぴんと寝顔」っていうのは無防備な顔なんですよね。 無防備な顔をまだ この人に見せる勇気はない。 展開を先に読者に先読みされてしまわないように微妙なところをやって頂きたいんですね。 それでは 下の句への展開を意識して短歌を作ってみましょう。 それで「ほんとにね」ってもう一回 念を押したあとに下句への展開が とてもうまいです。 …というのも映画を見たり本 読んだりして寝落ちするんでやっぱり 口がさみしくて チョコレートを食べながら寝るんですけど。 あっ チョコある」ってチョコ食べてるんだけど。