第71回 NHK杯テレビ将棋トーナメント 決勝 豊島九段×松尾八段

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この番組のまとめ

はい え~ まあ 今期はですね 藤井竜王渡辺名人 永瀬王座という辺りがですね早々に敗退するという展開 まあ ちょっと波乱の展開になったんですけども同じだと思うんですけども やはり まあ持ち時間が やはりかなり短いということもありまして限られた中で どういうパフォーマンスを発揮するかというところでまあ 非常に 我々としても どうやっていくかというところ ありますしまた やはり お茶の間の皆様ですねご注目頂いてるというところではい今期も 200手を超える大熱戦の将棋があったりですとかと金が4枚で松尾八段の先手

今回の決勝戦 豊島九段 松尾八段どちらが制しても 初優勝となります。 そして 大山十五世名人が8回加藤九段が7回中原十六世名人が6回となっています。 振り駒の結果先手が 松尾八段に決まりました。 後手豊島九段8四歩。 はい そうですねまあ飛車先の歩を切ってないのに対しまして後手の豊島九段の方は飛車先を切ったあとにまたもう すかさず8六歩と合わせて。

そうですね まあ 非常に こう何ていうんですかねやはり まあ 将棋自体も本格派の将棋なんですけどもやはり こう 正々堂々っていいますかねえ~ というのがふだんから そういう感じが見て取れるんですけどもまあ本局もねやはり まあ自分の力を出し切れるようにというかそういう準備を感じますね。 まあ これがある意味ちょっと松尾八段の構想の一手…まあ これは後手も ちょっと切った歩をまた合わせてますんでねまあ ちょっと損得微妙なところがありますのでえ~ まあ取れるもんなら取ってみたいんですけどね。

ええ 何かちょっと 飛車持ってるんでまあ 先手は得してるように見えるんですけどもここ飛車の打ち込みがないですからね後手陣が。 まあちょっと条件が違いましてね先手は 割と飛車取られると打ち込まれる隙が多いので後手陣とは違いますからまあ ちょっとやっぱり狭い場所に行くのは不安があるんですけどね。 一例として例えば こう8七歩と打って同金で7九飛車成とねやはり切りまして同角で7八銀という手はあるんですよ。 金銀と飛車の交換は金銀の方が普通は得ですのでこれはそうですねまあ 後手も不満がないかなと思うんですけども。

まあ 一応こう取ると後手の弱点桂頭なんですけどもまあ ただこう6九角でねまた これ金も取られてしまうのでこれで まあ逃げ込んだ時にどうかなっていうのはあるんですけどまあこれも やっぱりそうですねかなり事前のそうですね何か こう見極めがないとやっぱり これ指せない手順でしたね。 一番いいのは こう7五飛車から8五飛車と指せればまあ はっきり良くなりますよね。 ええ 今度金上がった時は恐らくですけど今度は同飛車成と。 まあ 歩で攻めれるので飛車金交換の駒損ですけどこれは指せると見てますね。

ここですと3四飛車は2五飛車と回る手がありますのでまあ 飛車を引く場所がどこかというとこなんですけどもまあ 2六2七 2八とどれもありそうですね。 はいまあ ただこう 8六金とか7六金と出ると後手の飛車も危ないですから飛車引いてというような展開は考えられたと思うんですけどもう これはどちらかというとそれは許さんというもう この玉を許さないという手ですからね。 そうですね まあ5五飛車っていうのはあるんですけどこれですと例えば まあ5六銀と出られていきなりそうですね飛車取られそうですね。

まあ 一番強い手は例えば こう5六銀と上がって6六歩にまあ 6八玉と引いて頑張る手はあるんですけど見た目は もう生きた心地しないですよね。 まあ例えば6七歩成まあ いろいろあるんですけど8六歩と一回 例えばたたいて同金で まあ6七歩成同銀。 で やっぱり先手が 一つ怖かったのがまあやはり角を狙われるというのがちょっとやはり怖いところはあったんですけどもまあ まあ一番いい時期に7六歩と突こうということだと思うので まあこれで 多分5六銀とか上がってまあ 金銀の手数ですね。

まあ最近の傾向と将棋と同じでこう何ていうんでしょうか攻められてるんですけどまあ 中住まいにいますんでねお互いに こう左右どちらから攻められてももう片方へ逃げるというようなイメージで先手と比べるとちょっと手を指してないので少し時間がやはりかかるんですよね。 松尾八段 5回目の考慮時間に入りました。 まあ豊島九段の方割と こう自然な手が続いてますよね。 豊島九段 4回目の考慮時間に入りました。 まあ現実的には1枚 歩を損してますので少し豊島九段がやはりポイントを稼いだかなという気はしますね。

そうですねやっぱり 独特のね 空気ですしやはり 皆様もねこう 注目度も違いますのでまあ そういう意味では今回のチャンスはものにしたいっていう意識は非常に強いかなと思いますね。 ただ ちょっと8五桂は同桂同歩の時に果たして先手陣が大丈夫かという心配は ちょっとあるんですね。

そうなんですけどまあ できれば何か こう先手に逆に こう左辺で動いてもらってこうカウンターじゃないんですけどね玉の近くで戦うっていう方がまあ自然かなと思ったんでまあこれは丁寧な手ではあるんですけど。 そうですねただ これ先手も9五歩9四歩9三歩成3手かかってようやく突破ですから受けない方が普通なんですけどね。 先手 6五同じく桂馬。 まあ これで一つ先手としてはただ まあこの3筋はね少し先手の方も桂頭なのでリスクはあるんですけど歩を持ったというのは一つポイントにはなりますかね。 先手 4六桂馬。

先手 2五歩。 後手5五桂馬。 最後の考慮時間に入りました。 ここで 松尾八段が考慮時間を使い切りました。 ちょっとね先手 角を使えないのが痛いですね。 先手5六銀。 そうですねもう先手も玉も危険な状態ですけどそんなことは言ってられないということですね。 一番 先手陣の急所ですよね玉頭は。 先手3四桂馬。 2四飛車にまあ 4六桂や2三金というような手で決めに行こうということかと思います。 先手2四飛車。

まあ4七桂成と成られますともうこれ 歩成りもありますしもう やはり少し後手陣がですね手厚すぎるということでちょっと後手玉にね迫る手がないというところもありましてまあ ここで潔く投了されたということですね。 そうですね 非常に相掛かりの最新型から局面が落ち着いてから少し 差が広がったかなという辺りでその辺りの こう豊島九段の まあ地味ですけどね指し方がうまかったのかなというふうに思いますね。

優勝した豊島将之九段には賞状とNHK杯をありがとうございます。 そして 準優勝の松尾 歩八段には賞状がNHK制作局 制作主幹の矢吹寿秀より渡されましたでは お二人に お話を伺います。 まず 優勝を決められました豊島九段から お話を伺います。 そうですね はい えっと今期は タイトル戦などでそうですね良い結果が出ていなかったのでこうしてNHK杯戦で優勝することができて非常に うれしく思っています。