鶴田先生に もう一度 この 白根総合病院で働いてもらいたい。 どんなことをしてでも私は「地域医療統合ネットワークシステム」を 成功させなければならない。 鶴田先生を白根に迎えるために 私も色々と考えたんですが「総合診療科」部門を 立ち上げようと思ってるんです。 鶴田先生には 私の 「地域医療統合ネットワークシステム」ともと おっしゃいますと?どうでしょう… 天龍先生には この際外科に専念して頂いて その優秀な腕を手術で存分に 発揮してもらえないでしょうか?天龍先生は 日本でも屈指の外科医だ。
副腎髄質または脊髄に沿った交感神経節細胞にできる腫瘍よ。 その腫瘍からカテコラミンという ホルモンが分泌されることによって高血圧や頭痛 動悸や 体重低下などの症状が現れるの。 馬場医院…。 えっ 馬場医院?馬場医院に連絡して…。 馬場 馬場医院って。 じゃ 馬場医院か… あぁ!祥太君!祥太君!!どうしたの?大丈夫!?祥太君!!祥太君!!ちょっと どうしたの!?雅美 倒れちゃった!やはり 血圧が高いな。 血液検査の結果が出るのは 明日だがほぼ 褐色細胞腫とみて 間違いがないだろう。
お前が馬場医院の娘と 一緒にいるのを見た者がいてな。 馬場医院は 飛鳥さんにとって お父さんそのものです。 そう言えば 祥太君 大丈夫だった!?え?何がですか? 鶴田先生の見立て通り 褐色細胞腫で間違いありません。 鶴田先生には 第一助手をお願いします。 しかし いかにも 鶴田先生らしい。 本来ならば 馬場医院をたたんで俺は馬場医院を 捨てるつもりはない。 鶴田先生ほどの腕を持つ医師が町医者で終わるとは 実に もったいない。 家族への インフォームドコンセントは必要ない。
立ち会うのね?ジャンボ先生も。 私たち ジャンボ先生や飛鳥ちゃん達のおかげで 夫婦になれたようなもんだもんね。 ジャンボ先生が もし 白根の先生だったらって。 また ジャンボ先生?あっ ごめんね。 患者さんにとっても… ジャンボ先生にとっても。 白根の誘いを断ったんでしょ?ジャンボ先生。 僕には なんとなく分かるな~ ジャンボ先生の気持ち。 私もジャンボ先生には町医者のままで終わって 欲しくないと思っています。 ジャンボ先生が断っても 諦めないで下さい。
白根の理事長から電話があった。 お前 理事長に 会いに行ったそうだな。 理事長のところ…何しに?馬場医院をたたむか たたまないかは俺が決める。 理事長の奥さんを 殺した殺人医師としてね。 この件に関しては すでに 理事長と話がついています。 それは あなたと理事長の 問題です。 あいにく 理事長も理事長が帰って来るまで 先送りして検討する必要がある。 あんたは 患者と白根と どっちが大事なんだ!鶴田先生 物事は 二択で解決できるほど単純じゃありませんよ。