先生！お～またお前達か何だ？また二分の一成人式のことか？親への言葉どうして書いたまま読んじゃダメなんですかそうです別に問題ないと思うんですけど。 何回も言ってるだろ？ステキな二分の一成人式にしようと先生もちゃんと考えてるんだよ。 で二分の一成人式で子供達に渡す手紙書きました？うん。 子育ての歴史この小さな歴史が積み重なって世界史にまでつながるわけです！世界史絡めなくていい…。 まだ慣れてないもんですからこの玉井さんと斉藤さんがいい感じに喋っているという不思議な状況に。 明日の二分の一成人式の前祝い。
えっ９人って誰？二分の一成人式をボイコットします。 え～理由があるの！二分の一成人式で私達が書いたままの親への言葉を読ませてくださいと何度も小杉先生に頼みましたが全くとり合ってもらえませんでした。 賛成できない人は気にしないで二分の一成人式に参加してください。 急ごう！１組は一番左手前だぞ～３組と間違えるなよ〜！おっ桜田さん大丈夫か？大丈夫です。 ＯＫ！大丈夫で～す！えっ…どうして並んでないんだよ？それがかなわない場合二分の一成人式をボイコットいたします」。
大丈夫で～す！イェ～イ！大丈夫じゃない！それは先生の持ちネタ…。 小杉先生！児童達が出て来ないんです。 はぁ？分かってますだけどボイコットするって…。 ふざけるな何てことを…小杉先生あんた「大丈夫です大丈夫です」って全然大丈夫じゃないでしょ！とりあえず話を聞いてくれ。 あぁ～１組から順番に始めときますから！いいですね分かりました！理由は？あの子達がボイコットをする理由は何なんですか？保護者への手紙を読むのを嫌がってまして。
何で？違うんだってば！「違う」って手紙を読むのが嫌なんてただのワガママでしょ？きっと何かあるんだよ無理やりドアを開けさせる前にどうして子供達がこんなことするのか知らないとダメなんじゃないの？だから開けさせてそれから聞いてあげるんでしょ？子供達のことは親がちゃんと見てあげないと。
子供達も私達と同じようにいろんな考えを持ってるんだってこと。 いやいや…二分の一成人式っていったってこの子ら子供ですからあなた何を言って…？関係ない人は出て行ってください。 教頭先生。 クラスの子供達と話し合わせてください。 子供達の気持ちは大事ですから。 教頭先生ありがとうございます。 そうだよ！じゃあどうしたらいいんだ？ここで３組だけの二分の一成人式をやらせてください。
斉藤潤一」。 でも潤一も成長して喋るようになって今日みたいに大人に反抗するまでになった。 でさ今日のあなたを見て潤一が大きくなったんだなぁってホントに思った。 あっ斉藤さん！おばちゃん！おぉ！どうだった？先生遅れて来たんだけどでも最後にはちゃんと頭下げてくれた。 何か面白いおばちゃんと斉藤さんが一緒にいるのって。 斉藤さんも来る？あ～私は遠慮しとく。 斉藤さんの旦那さん見るの楽しみ。 ほら想像つかないからさ斉藤さんが旦那さんと一緒にいる姿。 だから今日の子供達見てると前の自分見てるような気がして。