でしょ?全くLOVE感ないもん。 まぁいいんじゃないの?ねぇLOVEの形ってのは人それぞれだからねっ。 ん?いや親父は「LOVEだLOVEだ」っていつも簡単に言うけどさ愛っていうのは感じるままだけじゃ…。 あるよ!あるんだよ青!お前まだホントのLOVE知らないだけだよ。 「ホントのLOVE」だ?親父に俺の何が分かんだよ。 親父出て来い!お恥ずかしい限りですが皆様よければ今宵もぜひご一緒に♪~本の整理頼まれたんだって?青さん。
はい社長がいつも大変お世話になっております。 藤島の野郎はよぉ…おたくの社長さんはただのうちの客だから。 実は私や社員一同大変助かってるんです。 社長はこちらのお店に寄った日はとても機嫌が良くって。 えっ?普段は機嫌が悪いんですか?藤島の野郎がかよ。 花陽!今度一緒に作りましょう。
ケンちゃん誕生パーティーなんだからさ何かインパクトがいるぞパ~っと手品とか。 そうだよな俺達の誕生日なんて親父家にいたことほとんどなかったんじゃない?そうだよ。 あっ聞いた?いや聞けないでしょ親父と真奈美さん付き合ってんのかなんて。 はぁ?それとなく彼女を見張れって?いやそんな大声で話したら意味ないじゃん。 俺だってさ家族になるかもしれない人間のこと疑いたくないよ。 これヒマラヤスギ。 家族の一員として手合わせてやっちゃくれねえか?どうも。
姉さんの大学の教授だった人だ。 俺も槙野さん調べたんだよ。 お名前がね槙野すずみちゃん。 「槙野すずみちゃん」。 大学に行って調べて来たんだけどね国文科に牧原みすずはいないんだ。 槙野すずみはいたけどね。 優しいけど真面目で堅物だったからそんな父が急にそんなこと言うから私信じられなくて。 本でしょ?あの本を探してたのよね?「槙野春雄」…。 先生の最初に書いた学術書なの。 父が苦労して教授になって初めて出版できた本だって。 亡くなったって聞いてもうあとは全然分からなくてあんな絵なんか描き始めて。