雪深い所として名高い…雪のないこのありがたい時期に絶品のスイカやそばが作られて来ました寒暖の差が激しい地の利を生かして平成になってから始めたのが…新たな農法で辛くって甘くって爽やかという大根本来の魅力を引き出したブランド大根ですこの大根農家の一人息子がおつかいに行くんですお家はお母さんの実家お父さんは以前中華の料理人をしていました料理人をやめ今は食材そのものと向き合う毎日こだわりの大根作りを学んでいますさぁどんなはじめてのおつかいになるんでしょう?取って来てほしいんだけど。
いたいたボウズにしてる…いとこの…慶くんより1歳年下お母さん同士が姉妹しかも同じ家の1階と2階に住んでいるのでお兄ちゃんと2人は3人兄弟のようですひき肉コネコネするの好きなんだ幸おかあさんさ…。 1キロあればたくさん出来るよ~家の前の階段をず~っと下りて大通りに出ます押しボタン式信号を渡ったアーケードの中にお肉屋さんはありますデザートのリンゴも3つ頼まれましたえ?リンゴも。
2つはリンゴでしたまたコネコネ済みのハンバーグを買って帰りました帰りは坂がキツいフゥフゥ行っただけでは喜ばなくなっているお母さんが待っていました今日は出来てるハンバーグじゃなくて何で買って来んと?慶くんはちゃんと買って来ているつもりです「だってハンバーグの材料だからちゃんと『ハンバーグ』って言ったんだよ」お母さんは訳が分かりません「何でこの子ちゃんとやらないのかしら」親子で意地と意地の張り合いですあ~!もうせんでええよ。
丘の上に立つ家はあの時のままです髪切り行ってるの?また散髪?まだボウズにしてんのかなぁあっいたいた慶くんですそして隣には幸くんちょっと中に入ってみましょうあの時と変わらない後頭部顔は?う~ん12歳小学校6年生になりましたイケメン。
太陽がさんさんと降り注ぐ南斜面沿いに集落がありますそれ故生活の道路ほとんどが坂道なんです朝8時のチャイムが集落に響きますさぁ今日一日の始まりお母さんはクルミを割っていましたそこへ…ダメなんこれは。
広島港からフェリーで約30分江田島に行くにはたくさんの船が出ていますその数一日で往復約90便お兄ちゃんという自覚のない快音くんとお兄ちゃんよりはしっかりしていると思っている妹の明咲ちゃんお母さん今段ボールでの家具作りにハマっていますお兄ちゃんの誕生日にはおもちゃを作ってあげました船のかじですもうすぐめいちゃんの誕生日机を作ってるんですおじいちゃんとよく行く近くのホームセンターで段ボールをもらって来ます大きさはめいちゃんの顔が出るぐらいボンドはたくさん使うから1キロ入りの大きいのねこれ重たいぞ。
富士山の麓にマイホームそんな夢をかなえた家族がいますでもこれからはローンの返済も大変お母さんはパートに出ようと思ってますところが心配なのは子供達特に下の幸樹くんはとびっきりの甘えん坊お母さんがゴミ捨てに行く間だって1人でお留守番できないんです子供達だけで何かさせてみようそこで考えました新しいお家には新しい時計どこに付けようかみんなで相談してあそこ!1週間前ここに掛ける掛け時計を家族みんなで予約して来ましたしっかり者のお姉ちゃんですお姉ちゃんに幸樹を任せておつかいに行かせようバスに乗ってデパート「ユニー」ま
中央図書館前無事にバスも止まりましたありがとう!ありがとう!さぁ時計取りに行かなくっちゃ予約した時計届いてるかな?お~っとっと…お姉ちゃんは時計が早く見たくって見たくって売り場にまっしぐらです弟は?これで…そうかな~?ちょっとみせて。
急に?幸樹くんはその頃人生最大のピンチにぶつかってました下校途中の小学生の群れ大っきくって黄色くって怖い「あぁ!寄って来た」見たことあるような。
へぇ~!2歳なのに2つも頼むんですか?えっ3つも?でも泣いてぐずることもなくしっかりと歩いています靴のサイズは13センチ身長85センチ体重はなんと10キロ手には今まで食べていたお菓子入れねぇそれ邪魔じゃない?この先橋も渡る大冒険なんですお母さんホントに大丈夫なんですか?何でこんなすごい子になったのかというと陽太くんは絵本を読むのが大好き一日に同じ絵本を5回以上も読むそうですん自信ありの様子うん。
瀬戸内海播磨灘に浮かぶ40余りの島々の1つ坊勢島島の7割の人が漁業に携わっています船まで行くのは毎日の日課でもいつもはお母さんと一緒ですそのお母さんが静かに大粒の涙を流し始めたのです…と言ったのです快瑠くんは1歳を過ぎてはじめて立ちました快瑠くんはちょっとした段差で転んだりすることもあったのです「快瑠は漁師になれないかもしれないなぁ」とお父さん「幼稚園は坂の上4月から通えるのかしら?」快瑠くんは病院の検査で筋肉が疲れやすいと診断されましたお母さんはかわいそうで快瑠くんをさらに甘やかしてしまったのですどんど
疲れのたまる帰りの道お母さんと毎日練習しましたお母さんは手を貸さずせかさず励まさず快瑠くんが上って来るのをずっと待ちました心ちゃんちゃんとお母さんの役をやっていますせかさず励まさずお兄ちゃんは泣きそうになっても一度も泣きませんでした重さは変わらないのにどんどん重たく感じて来ます坂を上って坂を下ってそしてようやく海が見えて来ましたお家のある港ですあれ?心ちゃんの様子が変です今までしっかりお兄ちゃんをサポートして来た心ちゃんそう3歳の心ちゃんにとってもはじめてのおつかいだったんです片栗粉間違えて買っちゃったけ
できない?そう女の子はそうするのお兄ちゃん必死です知世ちゃん坂道歩くのはへっちゃらだけど人混みは苦手なんですお兄ちゃんお兄ちゃん何しに行くの?思い出して!思い出してよ~ヤバい〜!ともよはやく!お兄ちゃん思い出した!知世ちゃんは何のことやら発車1分前ですあ~よかったよかったでもズボンが…あ~ズボンが置いてきぼりにされた知世ちゃん「剛基どこへ行っちゃったんだろうまったくもう!」大パニック!すぐ来る!あ~電車が行っちゃう!でもズボンがこんな時にズボンが10秒前!お兄ちゃんの心臓はまだドキドキ緊張で胸が張り裂けそ
「あれ?何だ?このおじさん」お正月もお祭りも七五三もいつも家族で来る加茂神社樹齢500年の杉林の参道3歳6か月の女の子が歩きますもうすぐ桜咲くぞ~さぁもう少しで拝殿です…とその前にへぇ~ちゃんと知ってるんだまずは左手を洗ってひしゃくを持ち替えたら次に右手を洗ってそうそう…最後は左手で水をすくって軽く口をゆすぐんだよねあれ?じかに行っちゃったあらうがいしちゃったお父さんのお守り?そうだもう1つお財布もらってた「自分でできるもん!」紙のお金が1枚お釣りを500円もらいました「やった!やったやった!」気をつけて