だからね 日菜子ね…俺が言いたいのはね… 占いごときモノに振り回されるなって 俺は言いたいんだよ。 何だと！行くよ ねぎま！おいおい ちょっと…日菜子！日菜子 ちょっと待て！日菜子！なんて名前？モモって言うの。 この子の里親を探してんのか？せめて モモは…僕が 引き取りたかったんですがウチのマンション ペット禁止なんです。 店主 クリスタルユキ。 クリスタルユキって すっごい有名な占い師じゃん！雑誌とかにも載ってるし！そうなんですか？まあね～。 いいよ 日菜子。
だから担当だった父は 母を 家政婦として紹介したそうです。 それで遺書に 自分の遺品整理を母に頼みたいって 書いてあったらしくて。 えっ！どうして 亡くなったお母様に？弁護士が言うには 身寄りがないので昔 お世話になった 家政婦さんに恩返しが したかったんじゃないかって。 だから 遺書には 遺産を母に譲渡したいって書いてあったらしくて… まあ 遺産と言ってもでも安心なさい。 まさしく その通りです！しかも まもなく運命の人に 出会うと出ている。 言っとくけど お父さんが遺品を 全部持ってけって言ったの。
だったら 黙って見てろ！ちょちょちょ… 勘弁してくださいよ 院長！院長と呼ぶんじゃない！これからは 兄貴と呼べ。 兄貴！？やめた方がいいですって！タマ！おまえは ユキさんを誤解している。 姉は僕が 勉強やスポーツで失敗した時僕が獣医を目指したのも 姉に褒められたからです。 よし！これで俺達は義兄弟になった。 さっそく ユキさんのところへ 報告しにいくぞ！え！？ユキさん！聞いて下さい！自分ら 義兄弟になりました！あんたがシバケン先生？こりゃ２人の問題だ。 どけ！オラ！シバケン先生 お願い。
まあ こっから先はね 私の推測なんだけどお姉さんは 自分がホントのことに 気づきさえしなければいや 気づいたとしても 自分が喋らなければそんな自分が許せなくて それで…自分で 家を飛び出して 行ったんじゃないのかしら。 バカヤロウ！兄貴と呼べと言っただろ！兄貴！？ ユキ また例の代議士から 予約入った。 またか！ホント うぜぇオッサンだな～！ウザくて上等だ～！！何しに来たんですか？今日は ユキさんを 私が占いに来ました！占い？何言ってんだ こいつ。