NNNドキュメント「シカとスズ 勝者なき原発の町」

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この番組のまとめ

廃炉となる可能性が出て来たのです福島第一原発の事故の影響もあり国内全ての原発が運転停止状態しかし政府は今年4月安全性が確認された原発は再稼働させる方針を打ち出しました同じ石川県内で原発が出来たものの止まったままの志賀町原発が出来なかった珠洲市巨大事業に翻弄された2つの町は何を失い何をつかんだのでしょうか予定地となったのは能登半島の西側志賀町の赤住地区でしたその開かずの投票箱の一件以降も住民同士の溝は深まる一方で伝統の…原発建設を阻止するぞ!ついに石川県で初めてとなる原発の建設が決まりましたその頃半島の先端

しかしその翌年国内初の臨界事故その重大な事実が…2か月後に控えていた2号機着工への影響を避けようとしたことなどが隠ぺいの理由でしたしかし地元はその後運転再開を了承財政面や雇用においてすでに電力会社とは切っても切れない密接な関係になっていたのです原発の計画中止から丸10年が過ぎた今年の春珠洲市を訪ねました毎年400人前後のペースで人口が減り続け過疎がより深刻になっていました原発推進派のリーダーだった丹保英一さんガンを患い一昨年の秋亡くなりました地道にリンゴの木を植え品種も増やして来ました計画が消えてから父は

負担になっているといいます「安全性が確認されれば再稼働してもよい」…という人が40%と最も多く全体では容認する人が反対する人をやや上回りましたそれでも今後のまちづくりについては「原発から徐々に自立していくべき」…と考える人が49%とほぼ半数を占めましたところが町の活性化に向けては企業誘致と答えた人が最も多くかつて原発を誘致した時と同様に外部の力に頼ろうとする傾向にあることが分かりました特に電気料金の補助は企業誘致の大きな呼び水となっていますしかし志賀町の工業団地では企業側の経営事情により今年度2社が工場を