永冨観光の御曹司と うまく いってらっしゃるようですね。 うちの母は 時流に敏感っていうか新聞なんかの記事に 影響されやすいところがあって「最近の２０代は恋愛に興味が ない人が多いみたいだけどお前は どうなんだ！」って しつこく聞いてきたんではるさんのことを 話してしまいました。 永冨ってヤツ？そこまで計算！？ これは ご両親に挨拶して 一気に結婚って流れか？お会計 お願いします。 え…ホテル王の御曹司？…なんだってさ。
この間 結婚相手として 紹介された人間同士あの時とは違う。 別れた男に 結婚相手を 紹介することになった女で～す。 てか…向こうはお姉ちゃんが バツイチだって知ってる？なんでわざと言うの？いや…ママと俺をくっつけるため。 王子様と結婚 出来たでしょ？そうだね。 永冨栄太郎です。 バツイチは 問題になるって 言うより むしろ好都合だな。 息子に 会社を継がせるなんて前時代的だって声もあるけど息子が バツイチの人と 結婚するのを許すんだから私達は進歩的な考え方だって アピール出来るわ。 バツイチ 大いに結構。
あ 前から言おうと 思ってたんだけどどうして パエリア鍋があるの？はるが置いて行った？いえ…俺の得意料理だから。 ほかに得意料理は？カレーとラーメン。 バツイチは むしろ好都合だな永冨さんのご両親にとって私は「衛藤はる」じゃなくて「バツイチの女」って存在 なんだなって…思いました。 永冨家は財産や社会的立場を 背負っているから私の妹が そこの学生です。 遅く帰って来た時 もしテーブルの上にお茶漬けが用意してあったら「寝る」とか言って存在無視 しないで ちゃんと食べてあげて。