食べちゃっていい?私達が石田さんチに通い始めた18年前末っ子の隼司君はまだ1歳どうです?この強烈なかわいらしさ痛って~!成長するってこういうこと?あるかは分かるでしょ?お母ちゃんに染めてもらったらしいのですがまるで剃ったみたいです思えば長女奈緒子さんは4年制の専門学校長男孝之君は4年制大学五男元基君は大学院と学費だけは無理をしてでも捻出して来たお母ちゃんですけれど確か去年の春定年を迎えたお父ちゃんの退職金が入ったはずでは?あの…。
こんなことでいいのか?いやいやいいわけありません千葉県柏の駅前で待ち合わせたのは石田さんチの末っ子隼司君おっ!髪の毛を染め直してすっかり好青年風ですん?ロッカーに何か見せたくないものでも?汚ったねぇじゃねえんだよ違ぇよ。 家にいる隼司君は当時不機嫌の塊でした隼司動けって早く。
お母ちゃんの母親みさ子おばあちゃんが腸閉塞で緊急入院しばらくこのまま様子を見たほうがいいと診断されて気に掛かるのは認知症の進行です痛い?抜いちゃったから痛いんだからねここに鼻に入れてたの抜いちゃったんだからみさ子さんが。 深刻な話題が愚痴っぽくならないところがさすがお母ちゃん退院できたのはひと月後介護方針についてケアマネジャーと話し合いが行われました自分でしたことでしょうよ脚やってくださいどうしたいんですか?脚を。
考えてみれば反抗期とも無縁でしたそんな孝之君が結婚を決めた相手がアルバイト先のお花屋さんで知り合った洋子さんあれは結婚式を控えた衣装合わせの時でしたお母ちゃんの迫力に洋子さんが見せた緊張ぶり嫁しゅうとめのリアリティーは「分かる~」と大きな共感を呼んだものですまずですねお母様のお留め袖なんですけれどもこちら今お色みがちょっとアルバムのほうに全て載ってるんですね。
あぁ?14年前高校生だった二男和寛君が自衛隊に入ると言い出しましたでもお母ちゃんは複雑でした自衛隊に入れば時に命懸けの任務も待っています両親の不安をよそに希望を貫いた和寛君今日はねお豆腐が入ってないの。