おいら平面ガエルになってもう１６年だぜ？俺は何のために働いてんだ？ピョン吉俺に力貸してくれ。 花火大会もいよいよ明日か。 よ～し今年こそ花火打ち上げるぜ。 ん？花火大会か…。 あっもしかして花火の日に？そうよ。 お前ら分かってんのか？明日はな花火大会だぞ花火大会！体力温存しとかねえとな！えっ？何で私が届けなきゃいけないの？もう。 平面ガエルも花火好きだぜ。 平面ガエルはお前だけだろ世界中どこ探したってよ。 うるせぇやい！母ちゃんだって花火好きだろ？そりゃまぁね。
それによ今年は何と言っても京子ちゃんが帰って来てるしなぁハハハハハ～！そうだよな京子ちゃんと一緒に行けるんだもんな最高だよな。 あぁ？花火大会といったらお前暗闇でチュウだろ。 ごめんくださ～い！あれ？あっ！うわさをしたらチュウする予定の京子ちゃんだぜ。 えっチュウの話？だって京子ちゃんだってそう思うだろ？ピョン吉がいるとやっぱりなぁ。
ゴリライモもいや～センキューセンキュー。 花火大会にはどうしても必要なんでやんす。 ♪～私があなたを想う数♪～山の木の数星の数♪～三千世界の人の数♪～千里浜辺の砂の数ひろし先輩は小さい時にとうちゃんが亡くなってしまったんでやんす。 いいかい？今日は花火大会だ。 ゴリライモ君もおとうさん…。 まぁもともとゴリライモはそんな面してるけどなハハハ…！ひろしゴリライモには手伝ってもらったんだし…。 じゃ京子ちゃん花火大会の日は２人で行くってことで。
そうだよねいっつもゴリライモ君の後ろに隠れててね。 当たり前だ！しかし教師生活４１年「くださった」などと言われたのは久しぶりである。 教師生活４１年「ご苦労さまです」…。 ホントっすねゴリライモさん。 何でまた花火職人なんだい？モグラ君。 カッコ良くねえよ！トンビはおいら達カエルを襲うんだぜ。 空に花火を上げる仕事でモグラっつうのはね。 何しろそれまでゴリライモさんに守られて生きて来たから１人になんのが怖くて怖くて。 うっへ！で引っ越した夏の地元の花火大会で「これだ！」って思ったんですよ。
トンビが飛んだら寿司食いねぇ！下町花火大会の前夜祭よ！ほら飲め飲め飲め！ハハハ…！男でやんすねぇ！ひろし…。 フン！楽しみだな花火。 最後の花火。 根性出してやるよやってやろうじゃねぇか！３倍だろうが１０倍だろうがやってやる！安心しな売れるのは花火が始まるまでだ。 すまねぇなよし子先生花火大会の日は書き入れ時でね。 けっ…！花火の時にしましょ。 ♪～ドンとなった花火だきれいだなよう労働者諸君！やっぱひろし君はそれしてないとね。 あ～気を付けてでやんす花火は逃げないでやんすよ〜。