今夜は…心を閉ざした孤独な少女杏奈が出会った…私の夢の中に出て来た子にそっくり…。 杏奈ちゃんのカバン持って来ました。 杏奈皆さんと仲良くやってます？学校のことは何も言わないの普通ですけど杏奈ちゃんおとなしいからおとなしいっていうかね…。 多分学校で孤立してるんです。 ねぇ杏奈あっ！大岩のおじさんおばさんのこと覚えてる？２人の家はとっても空気のきれいなところよ元気になって帰ってらっしゃいメ～メ〜うるさいヤギみたい…。 杏奈ちゃん！あ…。 佐々木杏奈です。
ノセテモライナヨ。 あっ十一だ！だんまり十一！１０年に一度しかしゃべらない十一！こら～！そっちは後からって言ったでしょ！うるせぇな！下見だよ！じゃあね～！まっ次会う時はぜひお声を！ハハハハ…。 そうだわ明日の七夕祭り信子と一緒に行ったらどうかしら？それはいいわ！娘の浴衣がどっかにあったはず。 うわっ何これ！信子ちょっと来てよ！ハハハ…。 「毎日普通に過ごせますように」。 普通？杏奈ちゃん普通ってなぁに？それは…つまりえっと…。
はい！これで終わりにしましょう！ねぇ今度私達と一緒に…。 私達はもう先は短いしこういう場合普通はあなた方がですね…。 ああっ！んっ…！動かない！ロープをこっちに投げて！ロープ？早く！うわっ！あなた何ていう名前？杏奈。 とにかくもう大変でしたのよ泣きはらして帰って来て！ハッ！あの杏奈が何か…ふとっちょぶたですって！うちの子に！その上カッターをちらつかせたなんてあぁ恐ろしい。 ピクニック？こんな時間に？そうよ入り江の奥まで行きましょう。 それでお医者の山下先生が空気のいいところにしばらく行きなさいって。
えっと…何だっけ？ムリムリムリ！絶対に無理だよ！パーティーとかそういうの私…。 大丈夫。 面白いアイデアがあるの。 フフフ…。 また怒られちゃうなフフフ…。 大丈夫パパには話してあるから。 お待ちなさい！んっ！うぅ～…あっ！マーニー！開けなさい！フフフ…行こう。 こんなことばかりしてるとだらしない大人になってしまいますよ！フフフ…アハハハ…。 ♪～フフフ…。 フフフ…よっぱらいさん。 フフフ…フフフ…。 フフフフ…。 干潟には子供の履物がたくさん埋まってるよ。 お友達ならちゃんと話せば大丈夫よ。
人が入るみたいよ改修工事が進んでるわ。 おう今行く！あなたマーニー来て！うん秘密の。 マーニーは本当にいるのよ。 自分の絵を描いてもらったのは初めてよ！うれしいわ！私のお部屋に来てマーニー。 本当の両親は私が小さい時に死んだの。 本当の子供でないおかげでもらっているのあの人達。 ああ…この間の時みたいに？あたしの自慢のパパとママそしてたくさんの人達が来て本当に楽しいの。 ねぇ杏奈いつまでもあたしの友達でいてくれる？うんいつまでも友達だよ。 悪い子はサイロに閉じ込めてオバケに魂を抜いてもらうぞ…ってね。
何を言ってるの？私は杏奈よしっかりして！杏奈…杏奈！あたし誰にもばかにされたくないの。 あぁ杏奈…。 杏奈戻って来て！杏奈！上って来られたんだもん下りられるよ。 あぁ杏奈…あたし怖いの…怖い…。 大丈夫？杏奈ちゃん？ハァハァ…。 杏奈ちゃん。 杏奈！大好きな杏奈！マーニー！どうして私を置いて行ってしまったの？どうして私を裏切ったのごめんなさいそんなつもりはなかったの。 会ったのは和彦さんが病気で亡くなって何年かしてから。 マーニーはね和彦さんが亡くなったショックから体をこわしてサナトリウムに入ったの。