推理小説家須永昼兵衛先月須永先生の大ファンである今日子さんと僕は須永先生の別荘で須永フェスタに参加した屋敷のどこかに隠された原稿を捜すというイベントだところがその朝須永先生は心不全で急逝危うく須永先生の遺稿が行方知れずになるところだったがさすが今日子さん見事原稿のデータを見つけ出し事なきを得た…はずだったこの原稿が何か?実は須永先生の死に自殺の可能性が出て来た。
読んだ記憶のある作品も含めて年代順にイチから読んで行くことで須永先生の心の変遷をあらためて理解する必要があります。 99冊普通の人なら何日かに分けて読めばいいでも今日子さんの場合一度眠ると忘れてしまう本来一日で解決できる依頼しか引き受けない探偵なのだだが須永昼兵衛に関わる依頼ともなれば話は別だ徹夜で読んで読んで読んで読み尽くします!昨日の私が推薦文を残していました。 昨日僕は今日子さんにスカウトされたこんな形で須永先生の遺稿を読むことになるなんて。 確か須永先生の最初の担当編集者。
《須永先生への強い思い入れが今日今日子さん見た?見てないね。 《こらえよう今日子さんは集中力を使い頭脳をフル回転させ続けているわけで《1人の人間が寝ずに99冊もの本を読むなんて《できることならいつまでもおわ~今日子さんダメです!大丈夫ですか言われなくても頑張ってます。
あぁ!今日子さん!今日子さん聞こえますかすいません開けます!♪~今日子さん!今日子さん!僕はレスキューさながら患者を温め続けたこの時の僕は多分かなりイカれていた疲れと寝不足と今日子さんが無事だったというそのことにだからあんな大胆なことができたんだと思う僕は今日子さんを裏切るこんな依頼初めからなかったのだ記憶を奪わなければ今日子さんはまたイチから同じことを始めてしまう加害者と被害者になってしまった裏切り者の僕はもう二度と今日子さんに助けを求めることはできないそれでいい探偵は他にいくらでもいるでも今日子さんは
ノンシリーズだと思われていたこの作品群はある共通点を持つ1つのシリーズだったんです。 脇役?脇役?共通する1人の人物が誰にも気付かれないようさりげなく目立たず7作品全てに登場してるんです。 須永先生はノンシリーズの中でひそかに少女から成長しおばちゃんになって行く1人の女性を描いていた。 学生時代須永先生がお付き合いしていた少女。 だから須永先生は命と向き合う作家になった。 須永先生にとってはノンシリーズこそが宝物だったんです。 45年にわたって須永先生と共に。