ずっと抱いた想いを胸に 二十歳を迎えて強く羽ばたく絢爛豪華な歌舞伎の世界に 伝説の お面が事件を呼び込むたった１つの真実 見抜く 見た目は子供 頭脳は大人その名は 名探偵コナン！よ～し！こっちだ 光彦！ていっ！うわっ…おいおい。 あたし 何度も海老蔵さんと お食事したことがあるのよ！ウソ～！マジ？海老蔵？うまいのか その寿司屋？なに言ってんの お父さん！市川海老蔵さんのことでしょ！市川にある 寿司屋？小五郎おじ様 いい加減にして。 あっ…ん！？ひょっとして 毛利小五郎さん…名探偵の？ハイ。
ハ～イ よろしく〜！頭取って 銀行の？俳優全体を管理する人を歌舞伎では 頭取って言うんです！フン！や～ん海老蔵さまだ面打師の元興寺赤右衛門。 あっ これが海老蔵様の役ね。 誰も初公演 観てないでしょ？そこで今回 海老蔵さんが平成『七つ面』を作り上げようと。 海老蔵さん 園子です！その子って どの子？あの 鈴木園子ですけど…。 海老蔵さん どうして 『七つ面』をやろうと思ったの？コナン君！どうも すみません。 ということは あなたが 毛利小五郎さんだ～！海老蔵さんが大ファンというので お連れしたんです。
毛利小五郎って あの眠りの小五郎？名探偵が どうしてここに？殺人事件ですか！？およしなさい ただの見学ですよ。 より海老蔵さんならではの 舞台にするために脚本も演出も全員で 作っていくんだ。 荷が重すぎたんじゃね～の？いくら新進気鋭の 劇作家って言っても『七つ面』を新作歌舞伎として 作り直すのは無理だって。 うん また来た～い！海老蔵にいちゃん いいかな？アハハハ…かまわないよ。 アハ～！《さっすが 十一代目 市川海老蔵 昨日の夜は 会社で打ち合わせを 済ませ 帰宅しました。
ここに入れておいた二表の面が なくなってる！ん？ああ～！ああ～！あ〜！！どうしたの？今の電話 細尾さん？ああ…秘書の高橋さんが 自殺した。 よっ！名探偵君！ん？海老蔵さん！？何か分かったかい？高橋君が…毛利さんは 自殺じゃないと言ってるんだ…。 窃盗事件で おさまらずに 殺人か…。 高橋本人が 盗んだならその中に ないとね。 さすがに皆さんの楽屋の方は 厳重なんだけどエレベーターさえ使わなければロッカーのある部屋まで 映らないで行けちゃったよ。