NEWS ZERO 今も残る巨大仮設住宅から…東日本大震災5年▽板谷

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この番組のまとめ

今夜のZEROは、宮城県石巻市の仮設住宅、開成団地から、板谷キャスターと一緒にお伝えします。 海からはおよそ5キロ離れた開成団地は、岩手、宮城、福島の3つの県で、最も規模が大きな仮設住宅です。 このプレハブ型の仮設住宅に、今もおよそ600世帯1404人が暮らしています。 津波によって、原発事故の影響で、町の広い地域が帰還困難区域に指定されている、浪江町から避難している子どもたち。 もう一度、5年前の、被災地からの出場となる、岩手・釜石高校の菊池主将は。

今夜は石巻市の仮設住宅、開成団地からお伝えしています。 こうしたプレハブ型の仮設住宅には、今も3つの県で、およそ6万人の方が暮らしています。 私は今、仮設住宅の通路にお邪魔しています。 おー、おー!テレビ岩手の柳田慎也カメラマン。 避難者とすれ違って、その進行方向、こちらのほうを見たら、結構な人数の避難者の姿が見えたんで。 先月、柳田は、岩手県大槌町にいた。 記者と2人で、仮設住宅に住む夫婦の取材。 柳田も、震災後3年間は、仮設住宅で暮らした。 今は隣に出来た災害公営住宅に家賃を払って住んでいる。

釜石市は2019年に日本で開催される、ラグビーワールドカップの試合会場に選ばれたのだ。 釜石市には、かつて日本選手権で7連覇を達成した、新日鉄釜石ラグビー部があった。 さて、今夜のZEROは、3つの県で最も大きな仮設住宅、石巻市の開成団地から、お伝えしていますが、その集会所に、団地にお住まいの皆さんに、集まっていただきました。

地域の自立ということが強く求められることになるんですが、地域に、震災から5年たった今、心配されていることの一つは、当時の記憶が薄れることです。 震災のあと、食べたものを通して記憶を残す取り組みを取材しました。 実は、こうした震災後のごはんにまつわる写真が、写真にはカラフルな付箋が貼ってありました。 このNPO、こうしたごはんにまつわる写真を、多くの人に見てもらい、震災当時のことを思い出してもらう活動を続けています。 帰宅難民、計画停電、物不足。 避難所行かなくても、頑張れる希望でした。

今回取材したご家族の長女の方がおっしゃってたんですけれども、自分よりもたくさんつらい思いをした方がいらっしゃるはずだから、自分は震災のことを話すのはいけないんじゃないかって、話しちゃいけないんじゃないかって、すごい実は我慢してたんですって。 今回取材したNPOの方は、もっとたくさん、例えば学校などに出向いて、ごはんの写真を通して、当時のことを語り合うチャンスを作ってもらえたらというふうにおっしゃっていました。

やがて東京電力福島第一原発の排気筒が見えた。 アスファルトなどで覆い、放射線量を下げる作業が行われていた。 その放射線量はというと。 事故を起こした原子炉では、高い放射線量に阻まれ、人が入ることはできない。 村尾が入ったのは、原子炉を覆う格納容器の内部。 原子炉の内部で、燃料デブリを探すために作られた小型ロボット。 パイプを運び、ロボットを格納容器に投入する作業は、人が行わなければならない。 放射線量が高い実際の現場で、使える時間は僅か15分。