熊本県では震度６強などの大きな地震が相次ぎ、気象庁は、熊本県と大分県で地震活動が非常に活発化しているとしています。 熊本県内では未明に本震が起きて以降、震度６強の地震が１回、震度６弱の地震が２回観測されています。 気象庁は、地震活動は北東方向に領域が拡大し、非常に活発化しているとして、熊本県だけでなく、大分県にも厳重な注意を呼びかけています。
現場では、この地震で、熊本市中央区で家屋が倒壊。 南阿蘇村では、阿蘇大橋が崩落しており、東海大学によりますと、東海大学の体育館で、学生や地域の人などおよそ１０００人が孤立状態になっているということです。
震度６強を観測した南阿蘇村では、東海大学農学部の学生が住むアパートが倒壊して、１１人が一時生き埋めになりました。 救助活動の結果、全員が救助されましたが、いずれも東海大学農学部の学生、また、南阿蘇村では、阿蘇大橋が崩落しており、東海大学によりますと、東海大学の体育館で、学生や地域の人などおよそ１０００人が孤立状態になっているほか、地獄温泉にある温泉施設でも５０人くらいが孤立し、近くにある別の旅館でも、入り口が土砂で塞がれ、宿泊客と従業員１７人ほどが孤立しているということです。