どうもどうも死神界のアイドルナベシマです。 同僚のさっちゃんと一緒に今回担当したのは生活が荒れている教え子の亮二君が気になって成仏できないという高校の先生美樹さん。 好きだった美樹先生が死んでしまったからだと分かりどうしよう。 ということは今この家には２人っきり？何であらためてそんなこと聞くの？先日読んだ「女性の心得」に女性が家に入れるのは自己開示することで相手の心を開きやすくして恋愛に発展させる狙いがあるって書いてあった。 中世文学選んだんだ？出席厳しい先生だよ？いいよ俺好きだから古文。
何かたくさんあるねどうしたの？ねぇサークルとか入るの？あぁ…いや俺教職課程取るから忙しいんだ。 ロケット同好会入りませんか？ただ今女子部員大募集中で～す。 じゃあ美樹さんが亮二君を好きだってこと？そういうこと。 そうなると亮二君が危ない！あっそうだ！あっ俺は？その辺で待ってて！その辺ってどの辺？ビリヤードだったらね。 卒業式の日告白しようと思ってたんだなのに卒業する直前に先生は死んじまった彼が私を…。
阿熊さん？阿熊さん！阿熊さん！ストレッチャー降ろしますはい２０歳女性重量物の下敷きになって全身打撲。 院長！胸腹部に圧痛なく左肩左前腕に負傷意識レベルＪＣＳで３桁です。 美樹さんはどうなっちゃうんですか？まぁ…完全に怨霊化しちゃうと消去されるしかないな。 先生はどうなるの？このままだと怨霊になって消去されるって。 怨霊化を食い止めるには何より心の安静が必要らしい。 その女教師の怨霊化はもう免れない。 えっ？怨霊化が進んでるみたい。 先生がいるのか？あれ？どう？リアクションがない。