今夜の『金曜ロードSHOW!』は…すご~い!この前公開されたばかりよね♪~お前らは本当に困った奴らだな。 それらを長年束ねて来たバケモノの宗師様が引退して神様に転生すると宣言なさった。 そこで真っ先に名が挙がったのが「猪王山」ってぇバケモノよ。 ハァハァ…。 大嫌いだ!お前らも父さんも全部大嫌いだ!蓮!待て蓮!大嫌い…大嫌い…。 要は猪王山より強きゃいいんだろ?品格?意味分からねえ。 絶対に…イヤだ!待ちなさい!コラ待て!ハァハァ…。 止まりなさい!おい!どこ行ったんだ?ハァハァハァ…。
弟子?言っただろ忘れたのか?人間の子供を弟子にするのか人間だろうがタワシだろうが知ったこっちゃねえ。 普通に食うだろ!見てろ~!あ〜!あれ?どこ行った?あんたなんか大っ嫌いだ!待てコラ!九太!九太?おっとっと…おい!誰がお前なんかの弟子になるか!待てこの野郎!出口…出口は…。 見ろ二郎丸父上だ!え?父ちゃん!一郎彦二郎丸稽古に励んでいるか?はい!父上私にも稽古をつけてください。 人間だと?おい弟子というのは人間の子供のことか?師匠!イテェ!放せ!人間?なぜ我らの世界に…。
猪王山と熊徹の対決だ!待ってました!場所を空けろ!新しい宗師が決まるの?もっと下がれ!すっげぇ!熊徹落ち着け!いいぞ!やれやれ!俺猪王山。 何だあの熊徹の態度礼儀を知らんのか?バカにしてんのかコラ!猪王山を見習え!おい!作法にのっとれ!あいつに作法なんてあるかよ。 ううっ…あっ!お~!さすが猪王山!フフフ…。 オラァ~!キャ~!よけろ!猪王山が追い込まれてる!勝負は決まってしまうのかう~あぁ〜!うううっ…。
まずは掃除洗濯炊事。 僕はまだ子供だけどしっかり修行していつか父上のような長い鼻と大きな牙の立派な剣士になるんだ。
意味なんかてめぇで見つけるんだよ!説明できないくせに!おめぇの勘が悪いだけだろ!あんたの教え方が悪いんだろ!お前達いがみ合う体力だけは尽きないな。 あいつの技を見ろメチャクチャだ。 宗師様以外誰もおめぇを相手にしなかった。 うっまっ俺はあんなガキさっさといなくなれと思っちゃいるがもしこのまま師匠を続ける気ならガキの頃の自分が本当はどうしてほしかったかをちゃんと頭っから思い出してみるんだな。 キュ~?え?ダメ?アハハハ…!ハハハハ…!今のお前?う~ん…う〜ん…。 ドンッポチャンガハハハ…。
ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ヤァ!つ~!おりゃっ!クソ~!うわあ~っ!はっ!うわっ!調子に乗るなよ~!俺二郎丸。 俺二郎丸。 熊徹師匠!どうか俺を弟子にしてください!俺も九太さんみたいに強くなりたいっす!よ~しなかなかいい覚悟だ。 九太はもう大人だ大人扱いしてやれ。 勝った!じゃあな!待て!話は終わってねえ!洗いもんしとけよ!ん?よう九太!うち寄ってけ!後で!熊徹?フッ…あんな半端者と父上を比べるな。 何あいつの格好ダサっ!アハハハ…。
どこに?蓮君大学行く気ある?そんな…。 「高認」高等学校卒業程度認定試験っていう制度があるのね。 元の住民票は職権で削除されているようです。 ですが戸籍の附票に記録が残っていますので新しく住民票を登録できます。 楓~!ねぇその人楓の彼氏?違うよ!じゃあ誰?どこの学校?あっち行ってて!アハハハ…。 これで俺も普通になれるかな?普通?普通の奴みたいに親と一緒にいて普通に勉強したり働いたりして普通に家に帰って普通に寝る。 作って一緒に食おう!それはそうと今までお世話になった人のことだって…急に埋まんないよ時間。
試合後に転生の儀式を行うので楽しみにせよ。 熊徹浮かねえ顔すんなよこれから試合だぜ。 うぅ~!ああっ!もう終わりかよ熊徹!ハッ!ウオォ~!ひとつ!ふたつ!みっつ!よっつ!いつつ!むっつ!クソっ!ななつ!やっつ!九太だ!熊徹の一番弟子だ!あいつが?九太…。 ハッ…九太頼む!熊徹を勇気づけてくれ!何やってんだバカ野郎とっとと立ておめぇ…出てったくせによくノコノコ顔出せるな。
どうなってんだ?アハハハハ…!あ…あっ父上!私の念動力と父上の剣で勝負をつけました!あなたの勝ちです!あんな半端者に父上が負けるわけがありませんからね!そうだろ九太…。 一郎彦のあの力はバケモノの念動力などでは決してない明らかに人間の胸にのみ宿る闇が生み出した力じゃ。 宗師様以前から気付いておられたのですか?どうして私は父上のように牙が生えないのですか?一郎彦は自分自身を信用できず闇を深くしてしまったのじゃ。
渋谷駅付近で火災が発生したためこの電車は当駅で運転を見合わせ…。 一郎彦が九太を狙って人の街で暴れているのだ。 キュ~〜…!キュッ!蓮君…まさか!俺と一緒に消えてなくなれ!蓮君!おぉ~!負けちゃダメ!キュッ!お~〜〜…!九太!ハッ!これは…。 九太!そいつは熊徹だ!九十九神に転生してその大太刀に姿を変えたのだ!これが…あいつ…?あの野郎お前の胸の中の剣になるんだとよ!胸の中の…剣…。 ここは一体…どこだ?いいか九太俺はこうだといったん決めたらそれ以上曲げねえ性分だフッ…分かってるよ。