地域おこし協力隊の柴田美咲さんが、築50年、来年の4月までに、民宿としてオープンさせようと、1人頑張っています。 民宿するにあたって、換気扇をつけないといけないとか、網戸もつけないといけない。 あと、天井も木なんで、これを防火材の素材にしないといけないとか、キッチンの水道のほかに、もう1つ、手洗いの水道をつけないといけない。 来年4月にオープンしたあと、島の人たちの力を借りて、ずっと営業していく民宿。 一番問題だなと思ってるのが、あそこの部屋で。
美咲ちゃん、で、東京から飛行機、車、船を乗り継ぎ、およそ5時間。 第一村人発見。 えっ?えっ?えっ、山口君は?達也さん、帰りました。 結構子どもとかは結構上れないと思うよ。 古い日本家屋によくあるこの段差は、上がりがまちといい、湿気の多い日本で床を高くし、通気性をよくすることによって、結構寄ってくださってて。 かつて、外国人観光客が訪れたのは、東京や京都が中心でしたが、年間2000万人ともなった今、田舎や小さな島にも、続々と外国人観光客が。
今や、外国人旅行客で予約が困難な状態。 さらに、マスターピースの意味分かってますか?マスターピース、マウスピースは分かるんですけど。 お嬢様がいうマスターピースとは、マカオのベネチアンホテルのエントランスにあるこれや、パリのマンダリンホテルのロビーにあるこれなど、その建物の象徴となるオブジェ。 これは、おうちのバックヤードや遊歩道などで使われている簡単に固まる土。 雑草を抜き、敷きならして、水をまくだけで、およそ1時間で固まり、コンクリートのような状態になるので、雑草の発生を防いでくれる。
わー!美咲ちゃん!美咲ちゃん!来ちゃいましたよ。 あの、実は今、柴田美咲さんが、民宿をオープンさせようとしているのですが、材料が不足していますので、皆様のご家庭で使わなくなった床。 こちらが、美咲ちゃんの畑。 なんかつけ方だけでも美咲ちゃん、教えてくれないかな。 美咲さんはお嬢様に捕まっちゃったので。 美咲ちゃん、しょうゆ取って。 でね、カットしたやつね、まずは、じゃーん!これは、島のホームセンターで買ったベニヤ板を、若旦那が幅10センチに。
くぎを使うと、どうしてもこうなっちゃいますが、ワッシャーを使ってボルトで留めると、たくさんの面積で押さえているので、板が外れない。 よかった!同じようにカットした木材をで、1時間。 今、大丈夫ですか?今、大丈夫ですか?個人的に話し掛けるのね?だめかな。 うそ!社長。 社長。 社長。 かわいいでしょ、社長、奈々ちゃん。 ありますか?そうですか?社長、全然出てこないんですけど、ここでいいのかな。 あっ、社長来た。 社長!社長、着替えてきた?社長、着替えてきました?着替えてきたよ。
何、何?何があった?この緑色のスリッパがあった。 オイルステインは、塗っても木目が生かせるうえに、乾くのが速い。 いやぁ、キビナゴ、おいしそう。 キビナゴのいい匂いがする。 分かるんですね、キビナゴ揚げてるって。 キビナゴを入れていきます。 実は、民宿や旅館には、お弁当を持たせてくれるところが結構あって、宮崎駿監督も宿泊した鹿児島県の水明荘さんでは、こんなお弁当。 奈良県にある江戸時代創業の高級旅館、むさし野さんでは、こんなお弁当を持たせてくれる。
何に使うんだろう?いや、もうこれは完全にあれでしょう、ウエイトトレーニング用。 当海水浴場、中央岩場からの飛び込みは禁止となっております。 前、石垣島でシーグラスで窓を作ったじゃないですか。 甑島はシーグラスが本当になくて。 ない?東京のほうって、シーグラス落ちてるんですか?あるんだよな。 連ドラや生放送で片道5時間の甑島に行けないファミリーが、逆に東京でしかできないことを。 美咲さんに内緒で、シーグラスで窓を作って甑島へ。 こんなに!この色とりどりのシーグラスで、甑島の絶景を再現するつもり。
スタッフルームに通い詰めて。 ごはんの時間も民宿作りに向けて、お弁当の試食を。 もう1個のほうは、ハマアザミのつくだ煮を中に入れました。 これも美咲ちゃんの商品開発で。 キビナゴは2種類味付けを変えて。 まずは、廃業した国民宿舎からもらってきた角材を、おっちゃんとスタッフも手伝って、床に並べて。 これ、描いたんじゃなくて、全部貼ってんだ。 俺すごいファインプレーじゃない?長さ、ぴったりじゃない?これ、すごい。 なんかみんな一致団結してるね。
この日、2人は民宿で出す料理の食材探し。 実際に暮らすことで、たくさんの漁師さんとお友達になった美咲さん。 一緒に食材を自分の手で捕まえられたら、原価も浮かせられる。 こういう釣りロケってさ、一番最初に釣れた人がやっぱ、一番使われるからね。 しっくいとは、壁の上塗りなどに使われる建築素材で、燃えないうえに、防水性にも優れているため、食堂として使いたいいろりの間にぴったり。
いいですか?じゃーん!アカハタ。 アカハタですよね。 ねじ止めし、オイルステインを塗ったあと、トイレを作ったときに余った竹を、くぎで全体に打ちつけた踏み台。 そう、昔、ハイブランドがよくこういうトランク型で、ショーとか、移動してたのね、船とかでね。 宿泊者名簿を書いてもらうテーブル代わりにも。 ラストに、ここの壁、ここには秘密がなんとあって、コルクボードになってるから、みんなのこういう写真を。 これ、竹だけで作ったんですか?これ本当、冗談抜きで2日間かかった。 根っこの加工に2時間。 油抜きに2時間。
こうやって上げるとロックが外れて、下げると、止まるっていう、簡単なこと。 それは、廃業した島の国民宿舎で。 ウエイトトレーニング用。 強度はキープするときに確認済み。 大丈夫。 より日本家屋っぽい感じ。 カーベイシャスでしょ?は?何?もう一回言って?カーベイシャス。 ん?曲線美。 曲線美。 はい、大丈夫。 すみません、作業の途中なんですけど、私、ちょっと仕事があって。 仕事?フェリーのお見送りをしないといけないんですよ、いつも。 ちょっと出てきていいですか?仕事だからしょうがない。 TOKIO入れる。
それ、なんか不思議な形。 硬いヒノキ、斜めに切り落とすのは電動でも難しい。 切れた!すばらしい!台形の部分は、まずドリルで穴を。 ここからは、電動ではできない仕事。 雰囲気出たね。 趣味で備長炭を作っているまたしおっちゃんにお願いして仕上げておいてもらったもの。 美咲ちゃん、帰ってきました。 美咲ちゃん、びっくりするんじゃないですか?美咲ちゃん、ああ、お帰り。 ついきのうまで穴だらけで、ぼろぼろだったいろりのお部屋を、ぼろぼろだったいろりのお部屋が。 前の部屋と比べたら、ちょっとびっくりするかもね。
ひげ生えてるの?あごの毛?おいしそう!すごいね!じゃこだしのパエリアです。 これは、ニンニクとタマネギを炒めたところに、お米を洗わず入れて、美咲さんが商品開発したジャコだしを入れて、よく炒めたら、水を入れて、トウモロコシに、島で取れたタカエビ。 美咲さんの畑で取れた枝豆。 デザート?甑島名物のてんぐさを使ったところてんと、あとパッションフルーツのジャムをかけた。 もちろん、てんぐさもパッションフルーツのジャムも島の名物。 パエリアはちょっとアルデンテにするように。 パエリア。