地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子 第2話

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この番組のまとめ

どうか私河野悦子を『Lassy』の編集者として雇ってください!お願いいたします!ようこそ校閲部へ。 それってもしかして~ドライバーのエンツォ・フェラーリに独立されてF1でフェラーリに惨敗した揚げ句経営不振でフィアットに買収されたにもかかわらずイタリアを代表する上級車メーカーとして日本では依然として大人気のアルファ・ロメオのことですか?オシャレとスイーツ大好きです~フフフ!ダメじゃないですか合コンで男子言い負かしちゃ。

人気ブロガーさんのブログを書籍化したものなんですが一般の方なので初校では単純な誤字脱字がたくさんありました。 「専業主婦には1億円の価値がある」。 専業主婦にはそれだけの価値があるって内容だよ。 えっ?こういうポンプ式のハンドソープやシャンプーはこの部分にこうやってゴム巻き付けると出る量が調節できて節約になるんだって。 いや今やってるブログ本の節約ネタをさホントかどうか確かめたいんだよね。

何それブログ本だって立派な本でしょ!素人のブログ本にかかわってる時間があったら人気作家に書かせる企画の一つでも考えるほうがよっぽど建設的だ。 早くしろ早く!ちょっと待ってよ!本を出すのは初めてで出版社に校閲者さんという方がいらっしゃることすら知らなかったんですけど誤字脱字のチェックだけじゃなくて節約のアイデアまで下さってホントに感激しました。 ブログを始めたのもアフィリエイト収入が目的だったんで。

小森谷さんが後書きにお前の名前入れていいかってよ。 直しの回数が見積もりと違ったら追加料金だって払うんだぞ?えっそうなの?小森谷さんもそういうことを知らないお前並みの素人だからな。 私があなたのことをねたむ?そんなことがあるわけないでしょバカも休み休みに言いなさいよ!っていうか何で校閲がそんなに引かなきゃいけないの?他の作家さんは…よく分かんないけどでも小森谷さんはこうやって喜んでくれてるんだから。

藤岩さん!日曜まで実家じゃなかったんですか?用があって部長に連絡したらただごとではない雰囲気でしたので。 えっある有名な女性作家のミステリーを担当した際指摘出しが素晴らしいと褒められ私はすっかり浮かれていました。 ところが出版後クライマックスで登場する黒幕の名前が間違っていたことが判明し本は直ちに回収刷り直しになりました。 激怒したその作家は金輪際景凡社では書かないと宣言しいまだに書いていません。 目線上げて顎軽く引いて肩の力抜いて腰から歩くイメージね。

でも大丈夫校閲部のみんなが手伝ってくれたから。 何かさ校閲部って地味で暗くて自分以外のことなんか気にもしてないような人達の集まりかと思ったんだけど…。 小森谷さんは?控室だよ。 何で?茸原さんから聞いてないのか?何?小森谷さんな相当ショックだったみたいでな訂正シール貼った初版本見せた時泣いてたんだよ。 続きまして『専業主婦には1億円の価値がある』の著者小森谷亜季さんをお迎えしたいと思います。 景凡社校閲部の河野悦子と申します。 はじめまして小森谷亜季です。