地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子 第10話

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この番組のまとめ

先輩『Lassy』に異動になるんだよ!春の特大号の企画をうちの新人編集者が考えてプレゼンすることになってるんだけどあなたも参加してみない?『Lassy』の企画をですか?どれだけ本気で『Lassy』に来たいと思ってるのか見せてもらいたいの。 何?何なの?本郷先生が盗作で告発されたんだ。 本郷先生が…盗作「本年11月30日御社より出版された小説家本郷大作のデビュー30周年記念作品集『ゼロ知識証明』の表題作である小説の内容が3週間前の11月9日当方がブログにて発表した小説『週刊往来』にリークする直木龍之介」。

本郷先生のこと疑ってるとかホント信じらんないんだけど。 そもそもこの直木龍之介って男は何者なんだ?個人サイトの管理人を特定するには情報開示請求が必要なんです。 一日も早く本郷先生の居場所を突き止め再校が米岡君。 先生の希望でハリウッドスターの家みたいにしたいって言われて。 盗作したのは本郷先生じゃなくて直木龍之介の可能性が高いね。 お疲れさまで~す!あっ打ち合わせ中?森尾!どどど…どうした?どうした?あっ先輩に一瞬用があって大丈夫ですか?そっかうん大丈夫全然大丈夫どうした?あっちで聞くよ。

あのほら四大文明の前に超古代文明が存在したとかクリスタルスカルの謎は?とかホント事実確認がものすっごく面倒くさい校閲をしててさ。 取材対象に感動させられて触発されてそれをどう書いたら読者に伝えられるかってとこが一番考えるとこで。 何それ!え~!ちょっと今まで散々私には「事実確認すんな」とか「校閲の仕事はデスクで始まりデスクで終わるのが鉄則です」とか。 いつもの本郷先生のテイストでしたらエロもエッセンスの一つなのでよかったかもしれませんが今回は本格ミステリーです。

だってこの部屋地味だったんだも~ん!っていうかもうタコのせいでみんなにバレちゃったじゃん!企画書?実はさ!なんとね!『Lassy』の編集長から企画を考えてプレゼンしてみろって言われたの。 つまりゲラは本郷先生の手に渡っている間に盗まれたってことだよ。 ああゲラの内容が盗まれたのは本郷先生の手に再校のゲラが渡った時で間違いないな。 で本郷先生からは?連絡は?ない?ないです。 えっ会ってるよ?えっ?いやあの立田橋の件で私が余計なことしちゃってあの本郷先生20年ぶりに別れた妻に会ったって言ってたよ。

それだ!先生あとはこちらで調べますのでお手数ですが先生のお泊まりになった宿とあと同窓会に出席された方のお名前ご住所頂いてもよろしいでしょうか?断る。 いや…何言ってんの?だって親父盗作犯にされちゃうんだよ?構わん。 けど大事な友達を犯罪者にするぐらいなら自分が盗作犯の汚名を着たほうがマシだと思ってるんだ。 いつだったか純文学と大衆文学で賞を分けること自体ナンセンスだって言ってたな。 何でこんなことした?順風満帆なお前の人生に何かしらの汚点を残してやりたくなったんだ。

おかえり~!コーエツ先輩どこ行ってたんですか?『Lassy』の企画書もう送った?今からやる。 プレゼン頑張ってくださいね!受付一同応援してますから!ついに夢が叶うんですよね!頑張ってね先輩!ありがとう。 私は先輩に『Lassy』に来てほしいんです!編集者として一緒に働きたいんです!大丈夫!近いうち必ず行ってみせるから心配しないで。

どうなった?直木龍之介名義のホームページが期限前に削除されていたこともあって今回は愉快犯の仕業だったってことで処理された。 いいよ~!でも彼ほっといていいんですか?大丈夫!何か締め切り近いって言ってたし。 今一番集中したい時期ですから大事な時期なのだから…。 幸人君?えっ何で?えっ締め切りは?あぁ…それがさ岩崎さん一家がうちに来て宴会が始まっちゃって。 ♪~ホントイケメン。 幸人君はホントにすごいと思う。 ちょ…正宗君大丈夫?大丈夫です。

大好きなファッションを自分らしく楽しむ河野さんを見て職場で自分を押し殺す必要などないことを知り皆さんも少しずつ自己主張を始めました。 ノンフィクションのストレートな面白さと小説家ならではの目線で描かれた仕事人達が生き生きと描かれていて非常に読み応えのある完成度の高い本になりました!僕がこの本を書くことになった訳を話そうと思う。