私の目の前にあるあちらで、トランプさんが宣誓を行い、トラ ンプ新大統領が誕生します。 日本時間のきょう午前2時、アメリカ合衆国第45代大統領、ドナルド・トランプ大統領誕生い たしました。 トランプ大統領、そしてトランプ大統領の左側には、ペンス副大統領、さらに右側にはバロン君ですとか イバンカさん、メラニア夫人などがいらっしゃいます。 今、トランプ大統領がいる場所という のが、仮設の観覧席で、その奥にホワイトハウスがあると いう位置関係ですかね。
そこからきょうの午前中、日本時 間の朝早く、ずっとこのペンシルベニア大通り を通って、パレードが行われて、後ほどご覧いただくことになると 思いますが、今はこのホワイトハウスに入った、ホワイトハウス前 でパレードを大統領が見ているという、そういう構図になっていま す。
大統領就任式に集まった大観衆の 前に、トランプ氏が姿を見せた。 この瞬間、アメリカ合衆国に第45代ドナル ド・トランプ大統領が正式に誕生した。 歴代大統領よりもインパクトのあ ることばを使って、アメリカの国力の低下を訴え、アメリカ第一主義を貫くことを強 調した。 就任式を迎えた朝、現地時間午前8時30分過ぎ、滞在先であるホワイトハウス前の 迎賓館、ブレアハウスを出発したドナルド ・トランプ氏。 トランプ氏とオバマ氏は、2人そろってアメリカ大統領の就 任式会場へ向かう。
たが、ほぼ選挙期間中にトランプ氏が主 張していたこと、そのままの感じがいたしますが、 別所さん、どういうふうに聞かれました?やっぱり、そんなにアメリカファースト言わ なきゃいけないほど、アメリカはもうファーストじゃな いんだ、も、今までアメリカの政治は要す るに国民を見捨ててきたんだというようなニュアンスの言い回しが、 相当あちこちにあって、そんなひどい状態だったのか、アメリカは と、そんな印象すら持ちましたよね。
きょう、今も集まってますけれども、トランプ支持者の方、今、すでに支持率が40%しかござい ませんけども、こういった方々が、もしトランプ政権から離れた場合、 じゃあ、演説なんだけれども、でも聞いて ると、井上さん、なんか選挙期間中の自分の支持者 向けの演説をそのままやっているような感じを受けたんですが、ど うですか?就任式と同じように、支持者向けの演説をしているんじ ゃないかなという印象を辛坊さんも受けたということなんですが、 そのあたりいかがでしょうか。
このまましかし、突っ走るということには、たぶんならないだ ろうというのは、このあと、アメリカの新閣僚というのの顔ぶ れが明らかになってますんで、そのあたりはもうちょっと冷静に 見て生きたいとは思いますけれども、今回の就任演説を受けて、日本政府は、どういうふうに思っているのか、やはり想定内だったという受けと めが広がっています。
やっぱり腹を探り 合うというか、出方を見るためには、トップどうしの話し合いとい うのが非常に重要になると思うんですが、その点では安倍総理は選挙後、いち早くトランプ氏とは会ってい るわけですが、新大統領との日米首脳会談の日程 みたいなものは、話出てますか?とにかく早い段階で会談をしたいと、アメリカ政府、トランプ 大統領側には申し入れていたんですけれども、ただ、今、例えば国務長官は決まっています けれども、それ以下の外交スタッフ、国務次 官、国務次官補、日本担当の人とかですね、そうしたスタッフが決まっていな
具体的な例で言うと、例えば、日本の自動車メーカーを名指しに、メキシコで工場を稼働させる、ありえない!と、ノー・ウェイという非常に激しい ことばを使って、それで高い税金を払えというようなことを、これ はしかし、大統領就任前だから、こういうことだったんだろうと思 っていたんですが、就任演説を聞くかぎり、あれ?変わってないのかもしれない。 アメリカ第一主義を唱えるト ランプ新大統領ですが、彼が発することばによって、世界中にこの不協和音が響いてい るんです。
このようにいずれにしましても、 全体見ていきますと、トランプ新大統領は、これですね、外交はビジネス感覚と思っている のではないでしょうか。
確かにアメリカファーストとトランプ氏は言いますけど、考え てみれば、どこの国でも自分の国ファースト は当たり前の話で、だけどそれをむき出しにすること が国益にかなうかっていう視点はたぶん大切なんだろうと思うんで すが、伊藤さん、いかがですか?やっぱり世界がもうグローバ ルに、あるいはこの方は結構ポピュリズ ムに訴えて、大統領になった方なんで、結構、支持はばっと集めたかもしれない ですけれども、結果を出せなければ、そのポピュリズム、感情というものはすぐ冷めるとい うところもあると思うんですね。
これ、ガジリオネアといいますが、ミリオネアをさらに超える大大大 富豪のことです。 これまで選挙期間中などに、トランプ新大統領は打倒!既成勢力などと言っていましたが、 このことばは一体どこへ行ってしまったのでしょうか。
僕、でもこのガジリオネアっ て、ちょっと期待したいのは、こういう人たち、ゴジラとは全然つづりが違うんで すけれども、ミリオン、ビリオン、ジリオン、ガジリオン、こういう人たちがきちんと経済界 の全米にある、あるいは国際的な人たちに、ちゃんとリーダーシッ プでいろんなことを発信していく中で、求心力を持っていったら、 経済全体はきちんと安定してくれないかなと、僅かな期待は持ってるんですけど。 トランプ大統領がアメリカに もたらすのは、さあ、ここでもう一度、就任式の行われているワシントン に振ってみましょう。
大統領選挙は、アメリカを真っ二つにした。 トランプグッズはワシントンの露 店でも販売され、支持者たちが買い求めていた。 全米各地からやって来たトラ ンプ支持者が期待する偉大なるアメリカの復活。 ホワイトハウスの近くで行わ れていたのは、トランプ大統領就任に反対する大 規模な抗議デモ。 トランプ支持者の黒人男性に話を 聞いていると。 トランプ政権の誕生に大きな 不安を抱えるアメリカ社会。
民主党がどんどんどんどんリ ベラルになっていって、例えば、レズビアンの方やトランスジェン ダーの方々の人権については語るけれども、生活が苦しくなってき た白人労働者、彼らの怒りとか苦しみについて十 分目を向けなかったという、そういう現実については、五郎さ ん、おっしゃったようにもう一回、今アメリカで変わりつつある中西 部とか、南部とか、われわれがふだん注目していない 所でアメリカは大きく変わりつつあるんで、われわれができるだけ多角的にア メリカの変化に目配せするということはますます大事になってくる と思い
やっぱりその移民国家として、か つても自分がそうだった、今のまま20世紀の道路造るぞ、なに造るぞということで、一時的 に認められる、そんな大統領であってほしくないし、一方でガンコントロール、銃規制とか、核軍拡とか、いろん な違うことば、あえて言うならとび道具のような ことを言い出しかねないことに、本当に心から憂慮します。 ただ、日本海側の山沿いを中心に、昨夜大雪となりましてね、雪が新 たにまた積もりました。