ハハハ！悦子さん 今日は どこ行ってるんですか？「丸福デパート」の覆面調査。 なんで？いや…増山さんが 音信不通になったときの悦子さんの感じとか？好きも何も 所長には 奥さんも子供もいるからね。 人の心が読める超能力。 ですから 超能力っていうのはそういうもんじゃないんですよ。 そう！言いましたよね？そうやって言う決まりに なってるんでしょ？はい？そうやって言わないと みんなが超能力者じゃおたくらの商売 あがったりだもんねっ！いや そういうことじゃなくて…。 どうしても超能力が必要なんだ。
超能力師…。 親父さんと何が違うんすかね？超能力です。 ウチの親父 超能力者なんです。 親父みたいに超能力があれば この店にも客は戻ってきます。 じゃあ 親父さんは本当に超能力で料理してたって ことですか？そんなことってあり得ます？あんまり聞かないけど あり得るかもね。 「俺は超能力者だ。 そのあだ名「チビクソ」って 何でなんすか？店のため 親父さんのために アンタに土下座してたでしょ。 じゃあ 俺がトレーニングして 息子さんを超能力者にします！ですよね。
あのさ 「明美ちゃん 明美ちゃん」って正確には 「あきよし君」だからね？メンズだよ？彼。 所長も混乱しません？ギャルだと思っちゃった方が わかりやすくていいわよ。 明美が自力でクリアするまで勝手に手助けとか しないでほしいんだけどな。 超能力者なのに？人それぞれですよ。 俺が得意なのは 「サイコメトリー」でして。 ずいぶん遠回りな超能力だな。 超能力は無限じゃないんだから 無理すると 体 壊しちゃうよ。 心配してくれてるんですか？心配っていうか「無理するな」って いう一般論だよ。
でも 実際に読もうとすると どう？どんなふうに感じる？雑音が聞こえて あと… 言葉が重なって聞こえたりその人の中心にある気持ちが 聞こえてくるまで。 調子？いいですよ？じゃあ 超能力は？超能力？あ～…あと一歩のとこまで きてますけど？差し入れで～す。 能力？えぇ～…こんないい店で？だからこそ 親父さんは「いこい食堂を 潰してほしい」って俺に依頼してきたんだ。 アイツ なんちゃら言う 洋食屋で修業して肉料理 任されるまでに なってたんですよ。 俺も ゆっくり 超能力 覚えるわ。 僕は ホットミルクで。