その女性は正真正銘《だいたい 浮気調査の報告にこの男は 一体誰なんだ！？あ～ そりゃ まだ…。 となると 犯人も かなりの剣の達人か…ん？被害者の手帳か？予定がびっしりだな…。 え～っと 今日会う予定の人物は…毛利小五郎 諏訪雄二 波多野幾也阿久津 誠 この４人か。 あら 波多野先生！波多野？ここにある 波多野幾也さんですね？ ええ 主人の主治医ですわ。 放せ！放せ！放せってんだよ！俺を誰だと思ってんだ！彫刻家の阿久津大先生だぞ！阿久津？阿久津 誠か…これで手帳の４人のうち ３人が集まったわけか。
これは偶然だ！じゃあ どうして留守電にメッセージを 入れたなんてウソをついたんだ？ようやく通じたと思ったら 留守番電話だった。 うちの電話は 十数回コールすると自動的に留守番電話に 切り替わるようになってますけど。 違う！本当に入れたんだ！《おかしい…彼が犯人ならなんで そんなすぐバレる ウソをつくんだ？でも 留守番電話には彼の メッセージは入っていない…待てよ！そういえば１人だけ妙なメッセージを 入れてる人がいる…普通の人なら あんな風には…奥さん この部屋に何か貴重品は？確かタンスの中に金庫の鍵が…。
そうしておけば 誰かさんが諏訪さんに罪を着せるために 仕組んだかのように見え真っ先に自分は容疑者から 外れることができる！フッ…毛利さん その程度の推理で私を 犯人扱いするおつもりですか？そうだよ 毛利君。 だが それは波多野医師にだって 出来たはずだ！いいや！あなたは そのメッセージの中で自分が犯人だと 自白しているんですよ。 諏訪さんが犯人だという 決定的な証拠が！ど どこに…！？ 部屋中に刀傷をつけた 本当の理由はねあるモノを隠すためだったんです。