おぉ～！ 加穂子よく来たね〜！あっ…。 ばぁば 何で？ 加穂子が社会人になって初めての誕生日会でしょ？やっと自分のやりたい仕事見つけたんだもんね 加穂子。 加穂子 だ～い好きよ。 結婚だって こんな時だからこそするべきだと思う誓いの言葉で言うだろ？「病める時も健やかなる時も」ってきっと 結婚ってのはどんな時も愛し合うってことなんだと思う大丈夫か？ 泉。 ママ パパ 加穂子ちょっとじぃじの所 行って来るね。 あっ うん あの… そう言われるとは思ったんだけどこんな時だからこそ 加穂子初君と結婚したいの。
加穂子ちゃん。 今 似た人の目撃情報ないか調べてるから。 加穂子！何で連絡してくれないの？…ってすんげぇ怒ってんだけど ママが。 あ… ごめん ママ具合悪いしあんまり余計な心配掛けたくなくて…。 加穂子！ 加穂子！見つかった？ パパ。 加穂子。 えっ 何？姑や小姑に いじめられてた時俺 何にもしてやれなかったから「せめて 何か欲しいものないか」って言ったら「じゃあ 一緒にかくれんぼしませんか？」って。
なぁなぁ タマちゃんさ俺の酒もさタマちゃんの万引もさこれ もう… 一生戦いながらさ…ってか俺は君とずっと一緒にいたい！ここにいる みんなとも！じゃあ 今度は加穂子と初君に証人になってもらわなきゃ。 加穂子 ありがとう！パパ お願いそうしてくれるかな？糸のこと何とかするって加穂子ちゃんと約束したんです僕達。
私は あんたなんか もう…！どんなことがあっても糸ちゃんは 加穂子の家族であることは やめられないから。 糸ちゃん俺も もし家族になったら加穂子に負けないぐらいおせっかいするよ！だって 糸ちゃんのチェロ好きだもん！俺もさ 自分が この頃何のために絵 描いてるのかやっと分かったんだよ。 加穂子 調べたんだけど一般社団法人にすれば手続きも楽だし４週間あれば許可も取れるみたい。
加穂子 頑張って保育士の免許 取るからさ。 あの 加穂子 初君と結婚したいと思ってるんだけどよかったら 認めてくれないかな？僕からもお願いします。 大丈夫か 加穂子。 え… そうなのか？ママとパパが 今まで加穂子を守って来てくれたように加穂子も 子供達のことを守って行きたいの。 えっ？ずるいかもしれないけども親子の縁を切ってまで加穂子に結婚してほしいと思わないから。 私以上に加穂子を幸せにする覚悟があるかどうかよ。
焦って結婚する加穂子が悪いんじゃない。 俺達 今まで加穂子を守るための壁だったけど今は逆にあの子が乗り越えられない壁になってないか？だったら門を開けてあげようよ。 ちょ… ちょっと！ みんな！何やってるのママ！加穂子達が式は やらないって言ってるんだ。 加穂子 あなた達の愛と覚悟はそんなもんだったの？ちょっとうまく行かなかったら自分達の結婚式も取りやめにしちゃうわけ？そんなんで 「どんなにつらくても頑張ります」とか言われてもちゃんちゃら おかしいわよ！あ… ごめん。
うん！ ほら 加穂子 行こう。 早く 早く！ 加穂子 ほら 早く！あ… あっ うん。 加穂子 きっと似合うよ。 ♪～『結婚行進曲』 よっ！♪～日本一だよ 加穂子！え… ヤダ パパ 泣かないでよ！無理だよ そんなの。 えっ？加穂子を不幸にしたら ぶっ殺す。 加穂子ちゃん 私 もう絶対音楽から離れないから。 これからは 初君と一緒に生きてここにいる みんなや加穂子は みんなの心のドアを開ける鍵を持ってるから。 ほら 加穂子 ほら 指輪。 こうしてお姫様は 小さな王国の新しい女王になった加穂子～ ハハハ…。