倉田屋駒吉という 謎の人物から小五郎のおっちゃんに家宝を 譲り渡したいという手紙が届き俺と蘭は 一緒に山口県に 向かうことになった 「午後三時 湯田温泉駅の大きなキツネの前で お待ちもうしております。
え…？倉田屋駒吉の正体って… 明日香さんだよね？何だって明日香さんが 強盗犯だなんて…。 ううん そういう意味じゃなくて倉田屋駒吉の名前で おじさんに手紙を出したのが明日香さんだったんだよね。 おい 小僧！何をトンチンカンなこと 言ってんだ！だってさ おじさんは明日香さんに 倉田屋駒吉って手紙は僕が ずっと預かってたから鷹丈警部が その事を知ってるはずないんだよ。
ん？僕 事件の手がかりがこの萩に あるような気がするんだ！萩だと？倉田屋駒吉っていうのは江戸時代に 萩にいた人の名前だって鷹丈警部が言ってたし拳銃を作った福原さんの工場も萩にあるって 明日香さんが言ってた…イテッ！余計な口を挟むな！事件は この山口市内で 起きてるんだぞ。 えっ 明日香さんが？おい ボウズ！明日香さんは？ああ 明日香さんは 今 松陰神社で 取材中らしいから先に こっちに来たんだ。