時貞さん 副支配人から宿泊部主任に降格してもらいます。 はぁ代わりに新しい副支配人は私 宇海が務めさせていただきます。 今 残った食材で「スズキのポワレ ソース・ブールブラン」を食材も見極めらんねえ総料理長がどこにいんだよ！フフフ… ここにいます。 なら あの宇海…副支配人ではなく あなたが決断してくださればいいんです。 すみません 宇海副支配人からまた申し出がありまして。
ええ？だって このホテルの総支配人はあなたですから。 俺 ポジションとかどうでもいいんですけどそういう企画やったらやってみたいことがあって。 あの お客さんに ベッドメークの仕方を教えるっていうの時貞さんや江口さんの降格何か深い考えがあってのことと思ってました。 俺が副支配人に戻れれば金の流れがバレることもないし俺がお前を悪いようにはしないから。 でも江口さんの企画も手伝いますよ。 江口さんの企画に申し込まれたのは大村様。 小山内裕子様将来 ホテルで働きたいのでプロのベッドメークを見たいとのことでした。
えっ？分かります！ 私も制服とかダメだったんです！ボタンは まどろっこしいし何だかんだ季節で着こなし考えたりその点 今は これ！上からストン 前掛けパッ一年中これだけです！あっ 私は全く理由が違いまして。 はい！富田様 間もなく ご到着されるとご連絡いただきました。 支配人富田様 いらっしゃいました。 富田様 こちらでございます。 現在 ホテルではベッドカバー 兼お布団スタイルのこの ふんわりとした仕上がり。 役職懸けて勝負っておかしいでしょ！宇海のバカヤロ～！時貞のバカヤロ〜はぁ～ すっきりした。
汚いって どういうことだよ？いや あんな泥だらけでロビーに入られちゃ困るんだよ富田様の前で！富田様 富田様 うるせぇな！こっちだって大村様だろうが！ちょっと落ち着いてください！何だ？なぁ？ なぁ？ なぁ？ あんたさ一緒に総支配人の所に話つけに行こうって言った時このホテルのために 一緒に組もうって俺に言ったよな？ま もう 決着ついてるけどこっちの単価 知ってるか？あんな親子に…。
支配人に決めてもらうと。 いい方向？支配人前にも言っていましたけど支配人が言う いい方向ってどっちのことですか？あなたが向かいたい場所が私達が向かう場所です。 おかえりなさいませ…と… 富田様。 富田様 こちらでございます。 こちら 富田様のための特別ディナーでございます。 デザートは新鮮春果実を使ったプディングです。 裕司君が自分で選んで採って来て料理したいと。 お父さん 仕事大変そうで裕司…。 裕司君 料理の才能あると思うんですけどでも 将来は絶対おとうさんのおもちゃ屋さんを継ぐんだって言ってて。
どうした？富田様 お醤油がですね焦がし醤油と…。 宇海さん裕司君と会ってたんですか？はい 高橋ファームを手伝っている時に ちょっとだけ。 チェックアウトした後私が掃除に入ったんだけど自分でベッドメークして帰っててもう すっごいキレイだったわ！ ウソやん。 しかし 富田様は帰り際ずっと 裕司君の料理のことをおっしゃっていました。 うちも親父と２人だったんだけどある時 仕事でミスして帰って来た親父が俺が作った料理を「おいしい おいしい」って言って泣きながら食べてくれたことがあって。