トランプ大統領とキム・ジョ ンウン委員長が、先ほど、日本時間の午後1時半過ぎ、つい 先ほどですが、2人でホテルの中庭を散歩しまし て、その際、トランプ大統領が、とてもすばらしい会談だった。 これ、ちょっと経緯を説明します と、トランプ大統領とキム委員長は、日本時間の午後1時前ですね、 こちら時間ですと、正午前から昼食会を行いました。
そして、キム・ジョンウン委 員長なんですけれども、やはり初対面のときは、かなり緊 張した表情のように、藤田さん、見えたんですけども、南北首脳会 談のときは、ことばが通じるというところもあ りましたけれども、かなりキム・ジョンウン委員長、 これ、トランプ大統領に会う前、そして会ってから、硬い表情のままだったという印象 がありますが、藤田さん、どう見ますか?やはり私も、南北首脳会談のときのあの笑顔が、 ものすごく鮮烈に残っていますので、硬いなと、こちらの映像見て る記者も、2人が寄ってきて、握手をして、ちょっ
ただ、なんて言うんですかね、世 紀の会談というわりには、取材している私たちというか、メディア センターの中にも、ものすごいこうようかんがたかまってるという かんじではなくて、私の個人的な感想ですけど、今までの取材経験 から言うと、わりと淡々とした雰囲気かなという気がしますね。
大国、中国の後ろ盾を得て、強気になっ たのか、さらにチェ・ソニ外務次官が、北朝鮮に強固な姿勢を取っていた ペンス副大統領を。 トランプ大統領のこれまでの 努力を、内心ずっと高く評価してきた。 主導権を握ったことに気をよくし たトランプ大統領は。 これ、森本さん、中継でもあ りましたけれども、淡々とこの米朝首脳会談が進んで いったという印象があるという春川さんのリポートだったんですが、 なんらかの署名をするということになってくると、考えられるのは非核化。
僕も、自分が20年ぐらい前にまさにこ の核の交渉をやっていた経験から、非核化真面目にやろうと思ったら、 たぶんステップで10個ぐらいの段階を踏まないと無理ですから、 それを全部、この短期間で実務レベルで合意し ているとは考えにくいですから、そう考えると、休戦協定はある程度、方向性が明 確になったうえで、この核についても方向を作るって いうぐらいが限界じゃないかな?それを越えたら、すごいと思いま すけど。
岸さん、これ、従来、2国間の署名なんですけれども、さほど細かいことまで書いてない っていうのが普通なんですか?場合によって違いまして、細 かい場合もありますけれども、当然、事前の実務的な準備をしっかりや った場合で、これだけ予測不能な2国間の首脳 の会談というのは、歴史上、あんまないんじゃないですか?ないですけども、かなりポンペオ国務長官中心に、アメリカがリードで、準備をして きたので、恐らく実務的にはかなり、内容が詰まってると思いますが、 ただ、文書にして署名しないんです。
これ、中国とロシアが話し合 って、非核化というところも、非常に段階的にと、それから経済制裁も段階的にとい うところで、これまでずっと実はアメリカとか なり1993年以降、ずっと対話交渉等を繰り広げてき ました。
それだけでも2020年の大統領 選挙にアピールできるということになりましたので、この非核化をややないがしろにし て、終戦宣言に傾いているのではない かという予想があったんですけれども。 これ、森本さん、普通の流れ でいうと、非核化、これもその期限の設定、それから検証方法、どのようにして非核化していくの かというのを決めて、それから終戦宣言があったりとか、経済封鎖の撤廃ということがある と思うんですけれども、今回、トランプさんは、ここの部分の方向 性だけを決めといて、パッケージで署名するんじゃない か。
歴史的な文書、そして包括的な文書だということ ですが、双方がこの文書に今、サインをしました。 いろいろなこの会議にあたりまし て、国務長官ポンペオ、皆さん方の本当に尽力がありまし たからこそ、この会談を開催することができま したので、感謝申し上げたいと思います。
これを北朝鮮がかなり具体的にの んだということですかね?そこを具体的な議論をしたう えでのんだのか、あくまで方向性としてのんで、こ れから詳細決めましょうとなったのか、いわゆる完全かつ検証可能で不可 逆的な非核化、これどこまで踏み込んでるかとい うことと、それから体制保証。
ホワイトハウス、あるいはト ランプ政権の高官が事前から言ってましたが、人道問題、あるいは生物化学兵器のような問 題というのは、またこの先の議題になるというこ とですので、仮にトランプ大統領が、米朝の今のサミットミーティング の間に、拉致問題などに言及していたとし ても、具体的な解決に向けた道筋という のは、ちょっとまだ先になる可能性、高いんじゃないでしょうか。
まあ、時差もありますし、体調整えるとかいろんなことがあ って、特にキム・ジョンウン委員長は、向こうの9時ぐらいですね、キム・ヨジョン氏を連れて出て行 きまして、総合芸術文化施設を歩いたりとか、それから、総合リゾ ート、マリーナベイ・サンズ、こんな街なかの一番人の多い所歩 く、私も行きました。 マリーナベイ・サンズといいます と、あのアメリカの巨大カジノ企業、まさに会長が主導するところ、こ れ、パディンソン会長という人が名うてのトランプ大統領の支持者 ということになりますよね。
ということは、手嶋さん、ワ シントン、パンムンジョム、それからシンガポール、それぞれの場所で実務者協議とい うのが行われていた。 したがって、今回、本当に大統領が言ってるような、目覚ましい成果があったとすれば、そのIのところですね、後戻りで きないっていうのは、これ、復帰条項というふうに一般的に言 うんですけれども、もし途中で約束違反の場合には、大統領が言うように、本当にパー フェクトなものであれば、それが入っているかどうかという ことに注目したいと思います。
だから木宮さん、今回、いわゆるCVIDといわれる完全 かつ検証可能で不可逆的な非核化、これに署名ができたということに なってくると、リビア方式とは違う方法でやるの か、それでトランプ方式だと言って、そのトランプ方式が何かというの がよく分からなかったわけですけれども。
ですから、いろいろ国際分野がお金を出して、例えば原子力分野、エネルギーと か医療とか、そういうところに転職してもらう、 あるいは、ミサイルの専門家に関しては、ロケット技術など、平和分野への転職支援、これがまた相当。 韓国ではきょう、テレビ各局が特別番組を編成して、米朝首脳会談に関する情報を伝え 続けていますので、先ほどのトランプ大統領とキム・ ジョンウン委員長が合意文書に署名した際にも映像付きで速報を伝 えていました。
そこがトランプ大統領の特質で、普通だったら、あの森本大臣 ですら、それを懸命にやるんですけれども、この大統領は今までや ったことがないんですよ、そんなこと。
古川さん、考えてみれば、キ ム・ジョンウン委員長が就任して以来、核実験、それからミサイル 発射などなど、この人は一体、何考えてんだって思ってたのが、ピョンチャンオリンピックが始ま るや否や、韓国のムン・ジェイン大統領、それから習近平さんとは2度会う、 それから、トランプ大統領とも会う、そして今度はプーチンさんとも会 うといわれているということで、非常に全包囲外交、日本はまだ安倍さんは会ってない ですけど、とたんに全方位外交をやりだしま したね、この人は。
恐らく安倍さんとトランプさんは、この米朝首脳会談が終わっ たあとに、電話でお話をするんじゃないかと いうお話もありますが、ありますが、東京の古川さんにお聞きしたいと 思いますが、一部報道では、日本と北朝鮮の実務者が、来月に もモンゴルで会うんじゃないかという話が出てるんですが、そういう水面下の動きっていうの はどうなんでしょうね?ちょっといろんな臆測情報が あって、どれが正しいかというのは分かりませんけれども、ただや っぱり安倍首相が日朝の首脳会談を模索するということを、公式におっしゃってますので、と
それとも、やはりそうした国 交正常化、経済協力をすることによって拉致 問題の解決を図っていくと、そういうアプローチを取るのか、恐らくこの非核化の問題、それから米朝関係がかなり進展し てきて、日朝首脳会談が行われて、その日朝国交正常化の話が出てく ると、早晩、岸さん、一時、この非常に拉致問 題が双方で発表して、動きかけたとき、ありましたよね。
正しい対応はなんだと思いま す?いやいや、私はね、やっぱり 非核化だけではなく、あらゆる弾道ミサイル、拉致問題がきちっと 解決できる方向性が合意されないと、日本はもうお金を出すという ことについて、国民の理解も得られないし、それから日本の防衛力 もどこかで制裁や圧力を、手を抜くというわけにいかないん ですよね。
普通は首脳会談をやったら、実務者なんかが、ブリーフィングをやったりなんか するときもあるんですけども、今回言われているのは、トランプ大統領の記者会見までは 何も情報が出てこない可能性が高いんじゃないかと言われています ので、どれだけの具体的な内容が出るかっていうのは、こちらについては情報は一切出て ませんね。