サバイバル・ウェディング#1ドン底女、立ち上がれ!幸せつかむ戦い始まる!

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この番組のまとめ

結婚おめでとう!おめでとうございます!おめでとう!え~ このたび 私 黒木さやかは3か月後の6月20日30歳の誕生日に結婚することになり本日をもちましてこの文燈社を退社する運びとなりました。 お母さんだって親戚に言い触らしちゃったしごめんごめんって…和也さ結婚したいって言ったよね?すぐにとは言ってないだろじゃあいつなら よかったのよ?そんなん知るかよ!そういうのはさ2人で話し合って決めることだろ7年勤めた会社辞めて来たんだよ 今日!辞めろなんてひと言も言ってないだろ!結婚 結婚って重いんだよ和…。

でも どうして 『riz』が私を受け入れてくれるんでしょうか?編集長の宇佐美君に話したら引き取ってもいいって言ってくれてな。 確か大手から移って来るなり一時低迷してた『riz』をV字回復させたって人ですよね? アート寄りのファッションしか扱わなかった『riz』を恋愛やダイエット情報がメインのライフスタイル誌に路線変更してまぁ 20万部 売れりゃ上出来の女性誌で100万部を突破したこともある。

某ファストブランドのバッグが100万円で売ってたらお前 買うか?絶対に買いません。 エルメスのバーキンが100万円だったら買うヤツがいるかもしれないがファストブランドのバッグが100万円だったら誰も買わない。 逆に言えばお前がエルメスくらい価値を高めることができれば男なんて余裕ってことだ。 だが バーキンと同じ素材で同じ職人が作ったとしてもエルメスじゃなかったら100万円じゃ売れないだろ?エルメスはなセールをしないし全て自社生産してアウトレット品を出さない。

それが終わったら 4月号掲載店の番号チェック お願い。 部会でフィックスした今月号のラインアップ各所に回しといてくれる?はい。 えっ えっ プレスに返却してえっと 番号チェックしてえっ あと… 何だっけ?ん?あっ! えっちょ… どういうこと? メール見てみな。 やっぱり 『riz』さんのタイアップでしたか。 あっ クライアントだ。 『週刊エッジ』で一番人気だったボリューム満点がっつり中華弁当で~す。 あの~ 『riz』の方たちは?あ~ 何かトラブルみたいで撮影終わったら血相変えて帰ってったよ。

編集長 私は何を?お前は…走れ!はい?夜食 買って来ました これ。 うちの編集長変わってるでしょ?まさか あんな人だと思いませんでした。 あ~あ 編集長 私の企画のこと考え直してくれないかな〜。 婚活企画だって毎回 読者の悩み聞いて男にもアンケート取って完璧に分析して全て完売 なっ?恋愛の話なのに何で ブランドとか「会って話したいことがある」。

でも「世界に たった3つしかありません」とか「500年前のものです」って言われたら安いって思うだろう?価値が分からないものはな物差しの当て方次第で価値の感じ方が大きく変わるんだ。 お前が魅力的な男に狙われてることを知ればそれが判断基準になって一緒にいるお前も価値が高いと認識される。 グレース・ケリーっていうアメリカの女優がモナコの王と結婚してパパラッチにカメラを向けられた時その写真が 週刊誌の表紙を飾ってバッグが一躍 話題になった。

私だって ホントなら今頃 和也とトムヤムクン食べてたはずなんですけどね。 同級生から結婚式の招待状を何通も受け取るうちに結婚して 楽な仕事をしながらの~んびり暮らすことにいつの間にか目標がすり替わってました。 適当に考えてるとな「ライセンスの悲劇」と同じ目に遭うからな。 ん? 何ですか?ライセンスの悲劇って。 それがライセンス契約だ。 でもな ライセンス契約はブランドの命取りになりかねない。 なぜか?ブランドの名前を借りたほうはライセンス料を払ってるわけだから価値を下げることになる。