この夏とっても盛り上がっています今夜の『金曜ロードＳＨＯＷ！』は…そこだ～ウオォ～〜放送中はデータ放送で細田監督の直筆サイン色紙や旅行券など超豪華プレゼントが当たるクイズ企画を開催♪～ お前らは本当に困った奴らだな。 それらを長年 束ねて来たバケモノの宗師様が引退して神様に転生すると宣言なさった。 そこで真っ先に名が挙がったのが「猪王山」ってぇバケモノよ。 粗暴 傲岸不遜手前勝手と来たもんだから弟子の１人も いやしねえ。
迷子なんかじゃねえこいつは今から俺の弟子だ！ハハハ…。 弟子？言っただろ 忘れたのか？人間の子供を弟子にするのか人間だろうがタワシだろうが知ったこっちゃねえ。 宗師様が 跡目を目指すならどうしても弟子を取れとこいつに おっしゃってな。 だが 猪王山なら いざ知らずこいつの弟子になんざ誰もなりたがらねえ ヒヒっ。 データ放送で 細田 守監督の直筆サイン色紙や旅行券などんん～…。
ん？熊徹！えっおう 猪王山。 聞け！ これはお前１人の問題ではないのだ！俺の弟子をどうするかは俺が決めんだよ！いいか 警告するぞ！渋天街の皆のためにも やめろ！皆のため？もう新しい宗師にでもなったつもりか 猪王山よ。 ばかにしてんのか コラ！猪王山を見習え！おい！作法に のっとれ！あいつに作法なんてあるかよ。 猪王山！ 頑張れ！猪王山！猪王山！ 猪王山！猪王山！ 猪王山！ぬううっ…！うお～〜っ！あぁ！ゼェ… ゼェ…。
よ～し 九太！ しっかり鍛えてやるから 覚悟しとけ！ハハハハハ…！アッハッハッハッ…！お？ほう よく似合うぞ 九太。 ギュエエ～っ！ギュエエ〜！ギョエエ～っ！ギョエエ〜！違う！ 違う違う！全然違う！ったく勘の悪い奴だなもう！やってられるか！何そんな教え方でできるわけないだろ！つべこべ言わずに やれ！イヤだ。 ああ 分かったよ！じゃ 懇切丁寧に言ってやる！胸ん中で剣を握るんだよ！あるだろ！ 胸ん中の剣が！は？ そんなもんあるか。
何だと この野郎！コラ！ もういっぺん言ってみろ！何度だって言ってやるぜ！あんたなんか最低だ！落ち着け ２人とも！何様だ てめぇ 師匠に向かって！師匠なら師匠らしくしろ！ちょっとしたことで頭にくる！おい！すぐに無理だと投げ出す！意見しようなんざいい度胸じゃないか だがな！弟子は黙って言うこと聞いてりゃいいんだ！イヤだね！ あんたの言うこと聞いてたらバカがうつるぜ！黙れ この野郎！うるせぇ バ～カ！許してやってくれ 九太不器用過ぎる男なんだ。 紹介状？ 弟子を連れて諸国を巡る旅に出よ。
九太はイチからお前に習うつもりなんだよ。 ドンッポチャンガハハハ…。 イテっ！イテっ！どうした？ 九太。 何しやがる！ やめろ！ やめろ！あっ？ えっ？ おっ？どうなってんだ？ えっ？九太 お前…。 何 ふざけんなっ…！あっ！こりゃ てぇしたもんだ 九太！剣の持ち方とか パンチとか全然 分かんねえから相手に合わすなんざ一番苦手なことよ。 はっ！うわっ！調子に乗るなよ～！俺 二郎丸。 九太 お前 いくつになった？そうかなら お前は 今から十七太だ。 九太で結構だ。
ハハハハ…！俺 言ったじゃん。 何 あいつの格好 ダサっ！アハハハ…。 何にだ？ 主人公は自分の片足を奪った憎い鯨に復讐しようとしている。 でも実は 主人公は自分自身と戦っているんじゃないかな？自分自身？つまり 鯨は自分を映す鏡で。 だから今は つらくても必死で勉強して学費免除されるくらいの成績で大学に受かったら 家を出る。 それからは自分のためだけに勉強して 自分の力で卒業してそして 自分の人生を生きる。 「高認」 高等学校卒業程度認定試験っていう制度があるのね。
行方不明の俺をずっと捜して警察が諦めた後でもあちこち捜してくれてたって。 これで俺も普通になれるかな？普通？普通の奴みたいに親と一緒にいて普通に勉強したり働いたりして普通に家に帰って 普通に寝る。 ダイキライ…ダイ… キライ…。 ああ～っ！ う〜っ！ う〜っ！教えてくれ 俺は一体何なんだ？人間かな？それともバケモノかな？バケモノ？それとも… 醜い怪物かな？何言ってるの？教えてくれ。 蓮君 普通じゃない。 きっと みんなそうだから 大丈夫。 宗師様が突然日にちを決めたもんだからずっと稽古で忙しいからな。
もう終わりかよ 熊徹！ハッ！ウオォ～！ ひとつ！ ふたつ！みっつ！ よっつ！いつつ！ むっつ！ ななつ！ やっつ！こ…！九太だ！熊徹の一番弟子だ！あいつが？九太…。 ハッ… 九太 頼む！熊徹を勇気づけてくれ！何やってんだ バカ野郎とっとと立ておめぇ… 出てったくせによくノコノコ 顔出せるな。 一郎彦の あの力はバケモノの念動力などでは決してない明らかに人間の胸にのみ宿る闇が生み出した力じゃ。
宗師様 私たちは もう一郎彦と一緒に住むことはかなわないのでしょうか？もう一度やり直すことはできないのでしょうか…。 一郎彦は 今もどこかをさまよっておるあの闇を一郎彦から追い出さぬ限り何事も あり得ぬじゃろう。 俺と一郎彦は同じで俺は間違えたら 一郎彦みたいになっていたかもしれない。 一郎彦の問題は俺の問題でもあるから。 何で蓮君の手を握って一緒に走ってるんだろうって。 最初に蓮君と会って一緒に勉強を始めた時すごくうれしかったってこと。 渋谷駅付近で火災が発生したためこの電車は当駅で運転を見合わせ…。
方法だと？どんな方法があるのだ？九太は 自分じゃ一人前のつもりでいるが今は まだ誰かの助けが必要なんだ。 キュ～〜…！キュッ！蓮君… まさか！俺と一緒に消えてなくなれ！おぉ～！負けちゃダメ！キュッ！ 九太！ハッ！これは…。 九太！ そいつは熊徹だ！九十九神に転生してその大太刀に姿を変えたのだ！これが… あいつ…？あの野郎 お前の胸の中の剣になるんだとよ！胸の中の… 剣…。