絶滅危惧種、アカウミガメが、動いてる。 深刻な被害を出した熊本城の天守閣は、瓦が新たにふかれたものの、震災の爪痕は深く。 でもこの子たちも大体が地震起きてから保護した子ばっかりで、地震をなんらかの経験してる。 だから本当は、人慣れしていたわんちゃんかもしれないけど、やっぱり地震とか、そういう経験したから、ちょっと性格が変わってしまったっていうか。 そう、現在、80匹以上いる犬のお世話を、生松さん含め、4人のスタッフでこなしているため、日々の作業で手いっぱい。
よし、じゃあ、洗おう、夢宇ちゃん。 夢宇ちゃん。 夢宇ちゃん。 夢宇ちゃん、ちょっと待っててね、すぐだから。 こうやって持っても俺、降ろせないもん、だって夢宇ちゃん。 夢宇ちゃん、待てよ。 夢宇ちゃん、待ってね。 夢宇ちゃん、水大丈夫?怖くない?あっ、あんまり水をいやがんないぞ、夢宇ちゃん、よかった。 びっちゃびちゃ、夢宇ちゃん、もうちょい左寄ってもらっていい?夢宇ちゃん、こぼれちゃうから。 こぼれちゃうんだって、夢宇ちゃん。 よし、夢宇ちゃん。 よしよしよし、大丈夫、大丈夫。
きれいじゃないですか?いやいやもう、やっぱり、熊本地震で最も被害が大きかった益城町で暮らしていた、エルくんも、相葉がきれいに。 そして、相葉が知らない、マスティフの特別な洗い方、それは、あご下のたるみ部分。 アカウミガメ産卵確認135個。 およそ1年前、神奈川県葉山。 絶滅危惧種、アカウミガメ。 水族館ではかろうじて姿が見られますが、世界中でその数が激減する、貴重な存在。 ウミガメの産卵は、静かでひ深さ60センチ近い穴を掘り、ピンポン玉ほどの大きさの卵を、産むことおよそ100個。
実は、ウミガメが産卵をした隣の浜に、ウミガメをよく知る専門家が。 下田中の砂浜でウミガメの調査を続けて27年の浅川さんによると。 ウミガメが上陸していれば、足跡が残されてるので、その足跡をたどっていって、ここに埋まっているだろうという所を掘れば。 そう、産卵後の砂浜には、こんなキャタピラのような足跡が。 ここからは、スタッフ、24時間態勢で張り込みます。 夜行性で動作はすばやく、大きさはウミガメの赤ちゃんと同じぐらいですが。 海に向かうウミガメの赤ちゃんを襲う天敵。
砂浜に出てきた子ガメは、明るい方向に進む習性があって。 そう、ウミガメの赤ちゃん、水面に反射する僅かな月の光を頼りに、海へと帰っていくのですが。 スタッフが使っているライトは、動物には感知できない特殊な光。 でも、肝心のウミガメの赤ちゃんが。 頑張れ。 そうそう、頑張れ。 ああ、頑張れ。 あー、頑張れ。 頑張れ、頑張れ。 よし、頑張れ。 頑張れ、そっちだ。 頑張れ、頑張れ、頑張れ。 おー!よし、頑張れ頑張れ。 頑張れ、最後の1匹。 たぶん、ならば、135匹全部出てくるまで見届けたい。