マツコ・デラックスが紐解く日本のモテ現代史 最強種族・女子大生のモテビジネス…

戻る
【スポンサーリンク】
22:46:24▶

この番組のまとめ

わが日本テレビのドラマ、エンディングには、あるアーティストの楽曲を使うという縛りがあったと思われる。 大阪の半グレグループ幹部の男にオオカミ君には騙されないから3人がランクインしているが、だまされているのは、われわれではないのかと、身を乗り出してしまう。 視聴率回復の起爆剤として、モテ種族、女子大生を投入。 女子大生という錦の御旗を掲げた女たちを実はゴキブリ。 富永一朗と鈴木義司が女子大生にモテたい一心で泥仕合を展開した時代とマツコ。

宮崎の登場を機に、女子大生アイドル全盛期にデビューした、女子大生デュオ、あみんも、あっという間にミリオンセラーを達成。 キャンキャンをはじめ、ビビやオリーブなど、女子大生をターゲットにしたファッション誌が、続々創刊される。 このころから、女子大生であることに、特別な価値が付与されるようになったのだ。 番組は曜日替わりで現役女子大生のパーソナリティをそろえた。 女子大生ということばのイメ破竹の進撃を続ける女子大生たちは、そのモテ力を生かして、活動半径を拡大していった。

業界人みずからが、荒唐無稽ともいえるキャラクターを設定し、公共の電波に乗せ始めた。 月9と呼ばれた一連のトレンディドラマは、自作自演ドラマからス系列会社のモテに貢献したラジオびんびん物語など、河田町は次々と業界設定ドラマを打ち出していく。 ならば、当時の業界人が追いかけていたのはどのような女性だったのか。 余談ではあるが、このころ、2000円ほどのスタッフジャンパーを身に着けることで、業界人であることを知らしめることができた。 ここで、女性業界人に目を転じよう。 圧倒的に業界人がはやらせたモテ住所がある。

そんな業界人たちのモテへの執着が最高のビッグドリームを生む。 昨今の業界人だって、決して負けてはいない。 業界人が一番執着が強かったってこと?強かったんじゃないの?っていう。 何か仕事したい、例えばお洋服が、ブラウスが欲しいんだけど、いいブラウスがないなって言ったら、じゃあ、ブラウスメーカー作ったらみたいな感じで。 業界人の中でも、われわれ出版ですから。

男子の下層に位置するのは、女子に食事をごちそうすることを喜びとするメッシーや、女子の送迎を行うことで快楽を得るアッシー。 そして、いきりにいきりまくった青年実業家、創造主を気取る空間プロデューサーは、庶民から崇拝され、モテにモテたのだ。 だが、当番組はメディアが作り上げたモテ幻想に踊らされたアウトカースト、カーストにさえ組み入れられない多数派に光を当てる。 当時のトレンディドラマには、信じられないモテ部屋が登場する。

女子のモテにおける代表格、ナチュラル系の火つけ役がこのCMだ。 その結果、ナチュラル渋滞で、街がアンナチュラルになってしまったことだ。 けれど、下支え女子たちは、DCブランドのボディコンスーツに大枚をはたき、ディスコを楽しむ経済的余裕を失った。 最後はイケイケ&インテリハイブリッド系。 一方で、石黒賢、インテリ度もおしゃれ度も高く、女子全般にモテた。

そして最後が、アメリカナイズ系男子。 カクテルが公開されれば、筋トレよろしく、マッスーやビハインドバックを決め込んだ。 だが、下支え男子が最も手早くトムのモテパワーをまねることができたのは、ファッションだ。 MAー1やカーゴパンツは、たちまち下々のモテアイテムとなる。 貧困群衆にとっては、車もまた、モテアイテムだった。 モテたいのにモテない全国の男女が寄り集まり、くんずほぐれつする、しれつなバトルが夜ごと、貧困群衆にとっては、車もまたモテアイテムだった。

当時、カセットテープじゃないですか。 だから例えば湘南行って、葉山行って、ラ・マーレ・ド・茶屋でごはん食べて、なんとかでみたいな、そのドライブコースに合わせて作るんですよ。 アダルトコンテンポラリー?パーラメントのCMの曲みたいなやつだったわよね。 コテツさんが準備段階の店をプロデュースして、松井さんが最後のとどめの店をプロデュースするのね。 突然の解雇通知、採用内定取列を成す。 バブルの住人たちが路頭に迷う、暗黒時代の到来だった。

吉田は鬼気迫る怪演を見せ、モテ渇望平民を興奮させた。 ともあれ、保奈美は下支え女子の等身大の主人公を演じて、絶大な支持を集めパンプスは履かないと週刊誌が伝えれば、誰もがローファーに履き替え、髪をショートソバージュにすれば、ワンレンをばっさりとカットした。 ちなみに、保奈美が東京ラブストーリーでほんの数回だけ羽織った紺ブレが、90年代を代表するモテアイテムになったことも言い添えておこう。 モテを渇望した平民男女にとって、90年代とは、金よりもアイデアがものを言う時代だった。

当時公開された舘ひろし主演の映画が合宿免許の隆盛を伝えている。 各地の合宿教習所が、モテの聖地となっていることを、実際の写真たちだ。 まるで、ソフトオンデマンドのAV女優とファンが行く温泉ツアーである。 その結果、異端ともいえるフェミニスト風男子、フェミ男たちは、このピチTを着るために、食事をとらず、ヨガの行者にも似た努力をした。 ず、バックハグで圧倒的存在感を見せつける。 96年のロンバケ維新を経て、電通界隈で発生し始め、たちまち、右にならう社会人が続出。