ウェークアップ 原発火災も…緊迫ウクライナ情勢▽陥落は…キエフから中継

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この番組のまとめ

ロシアによるウクライナの侵攻が始まってきょうで10日目。 世界の平和を訴えたが、中国国営テレビでは、日本語であいさつしてくれたウクライナ軍の兵士、実は、東京オリンピックの空手銅メダリスト、スタニスラフ・ホルーナ選手だ。 ウクライナを支援するため、激しさを増すロシア軍の侵攻。 アメリカの国連大使などは、悲惨な脅威となる新たな危険が生じているというふうに、強いことばで非難をしましたが、他方で、ロシアのほうは、偽情報のキャンペーンの一部で、事実無根だというふうに主張しています。

ウクライナのクレバ外相は4日、自身のツイッターで、原発が爆発すれば、チェルノブイリ原発事故の10倍の規模になる。 ウクライナ非常事態庁によると、火災が発生したのは原子炉ではない施設で、すでに鎮火している。 国際社会を味方につけたいウクライナのゼレンスキー大統領は、EU・ヨーロッパ連合への加盟を正式に申請した。 ウクライナとロシアによる2回目の停戦協議が日本時間のおととい行われた。 即時停戦を求めるウクライナと、非武装、中立化を要請するロシアとの溝は、依然、深いままだ。

渡辺さん、原発への攻撃ですが、バイデン政権、どう反応していますか?こちら、ホワイトハウスです。 ホワイトハウスのサキ報道官も、原発への攻撃や、一連の民間人への攻撃は戦争犯罪だと断言して、強く非難しています。 バイデン大統領ですが、先ほどヨーロッパでは数少ないNATO・北大西洋条約機構に加盟していない国であるフィンランドの大統領を、ここ、ホワイトハウスに招きまして、会談しました。

また、今回、ロシアは中立化というのを停戦条件として挙げてますけれども、これ、一見すると、ウクライナの独立を認めたうえで中立化というふうにも聞こえますけれども、ロシアだけが認める新政権と取り決めをして、ロシア軍を治安維持軍とか平和維持軍みたいな名前で、官軍化するわけですね。

実際、ロシア軍による包囲は進んでいまして、南部の拠点都市ヘルソンも制圧されました。 黒井さん、ウクライナ軍、善戦しているともいわれていますけれども、今後、どのようなことが想定されるんでしょうか?しばらくこのロシア軍の攻勢が続くということですね。 ロシア軍によるウクライナ侵攻について、ロシアのプーチン大統領の計画どおりに進んでいないという、そういった見方が出てきているんです。 アメリカのバイデン大統領、今月1日の一般教書演説で、プーチンはひどい誤算を犯した。

アメリカのNBCテレビによりますと、プーチン大統領は、こういった苦戦や欧米による制裁に不満を抱いていまして、側近に対し、異常なまでの怒りをぶつけているというふうにも報道しています。 このオリガルヒというのはなんなのかといいますと、ロシアの大富豪で、プーチン大統領を資金面で支える人たちのことなんです。

黒井さん、やはり日本人がみんな気にしているのは、核兵器を使うんではないかという話なんですが、そんな中で、小型の核ですね、それの、射程の短いものを戦場で使うということで、抑止するというドクトリンがあるんですけれども、必ずNATOが何か行動を起こしたらということで脅しをかけてるんで、この今のウクライナの状況を日本に置き換えたらどうなんだろうということなんですが、今月2日、ロシア機と見られるヘリコプター1機が日本の領空を侵犯しました。

ただ、黒井さんは今、先ほど、議論はしてもっていうお話もあったんですが、もし議論すべきだとすれば、その根拠はどのへんにあるんでしょう?要は、この核だっていうことで、すべて議論をシャットアウトするっていう、そういう考え方っていうのはちょっとよくないなと私自身は思っていて、ただ、具体的に鶴岡先生おっしゃったように、日本ではどういうことが必要でどういうことをやりましょうってい0か100かの感情論的ではなくて、しっかり具体的な戦略を考えた議論であれば、いわゆるタブー視する必要はないという、そういう意味で言いました。

事実上、与野党2候補による一騎打ちとなった韓国大統領選挙。 両候補にスキャンダルが噴出するなどし、異例の大接戦が続いています。 きのう、韓国大統領選挙の候補者たちは、事前投票の会場を訪れ、1票を投じた。 有能な経済大統領になります。 最大野党、国民の力のユン・ソギョル候補。 その要因として挙げられるのが、国政介入事件で弾劾されたパク・クネ前大統領だ。 そのため、各候補は、若者からの支持獲得を重視。 イ・ジェミョン候補は、ストリート系のファッションで登場。

ユン・ソギョル候補は、世界遺産の推薦について、大変遺憾としながらも、日韓関係そのものについては。 ムン・ジェイン政権でも、数々の歴史問題を背景に、悪化し続けてきた日韓関係。 ただ、安全保障の部分の協力の必要性っていうのは、ますます高まってて、朝鮮半島有事のときも台湾海峡有事のときも、想定されてるので、日本と韓国が一体どのように動くのか、ものすごくリアルなものとして、今、迫ってるわけですよね。

黒井さん、今回の北朝鮮のこの弾道ミサイルの発射の可能性の報道出ていますが、北朝鮮の意図、どのようにお考えになりますか?もう北朝鮮は、それ、どんどん再開するって発表してますので、どんどんやるということですね。 高さと距離の発表は恐らくきょうのかなり遅い時間になると思うんですけれども、飛んだ時間ですね、軍を派遣してとか、そういった大がかりなことにはならないので、北朝鮮による飛しょう体の発射は、先月27日以来で、巡航ミサイルを含めると、ことしだけで9回目となります。