実はここにあるこういう模型を基にして映画のセットをおつくりになるという映画美術監督でいらっしゃる種田陽平さんです。 あの~こんなふうに説明しちゃったんですけど本物のセットをつくる前にこういう模型をおつくりになる?必ず一応セットの模型をつくってそれをシミュレーションで見てで「よっしゃこれでつくりますよ」っていう。 模型つくりましょうか?あははっ!クエンティン・タランティーノ監督に指名され「KILLBILL」の美術セットを制作。
それがパナソニックの「スマートビエラ」録画一覧。 そもそもはこういう映画の美術監督になろうと思ってらしたわけじゃなくて…。 武蔵美出身?そうですね全然映画の美術の仕事っていうのもあんまり把握してなかったのでええ~最初は油絵科で絵を描いてたんですけど。 お人形遊び好きだった三谷さんがね。 2006年に公開された三谷幸喜監督映画…。 さまざまな事情を抱えた23人の男女が織り成すコメディー映画。 映画のセットは結構時間かけてつくるのが多くて。
今度こういう映画をこの監督でつくることになったんだけれども美術をお願いしたいんだけどもって言ったらまずどうなさるんですか?監督のやりたいことをよく聞いてでそれに対してちょっと返すんですねイメージ画を描いたり資料を見せたりこういう世界でどうだ?とかっていうのを返してで同時に大体の構造を上から平面図でラフに描いて。 これが正面…ホテルの正面玄関。 これは台本を読んでからこの平面図をおつくりになるんですか?この「THE有頂天ホテル」のときはこのプランを描きながら三谷さんが台本を書いて…。
で下りてきて…じゃあ連絡通路渡りましょうか。 すると監督も「このカットいい。 三谷さんあんま働いてないんじゃないですか?そっから演出が…実際の役者さんを使った演出が。 出陣だわ!織田信長の亡きあとその跡継ぎを決めるための会議を豪華キャストで描いた三谷監督初の時代劇です。 「清須会議」ですか三谷さんの。 あれは中庭があってそこを囲って廊下がこう回廊っていうの?あってお市の方という鈴木京香さんが演じてらっしゃるのは秀吉のこと嫌いなもんだから秀吉が通るとパタンとこう閉めたり…。
じゃあ種田さんはあれですね昨日中華料理食べたら明日はイタリア料理っていうタイプですかね。 でもジブリのあの~アリエッティのアニメの中に出てくるセットを再現なさった。 2010年に公開されたスタジオジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」。 ふだんはゼロから映画美術をつくり出す種田さんにとってもともとあるアニメの世界を再現するこの展覧会はまさに新しい挑戦でした。