全日本実業団山口ハーフマラソン、今年もこの場所に陸上界の次世代を担う選手が集まりました。 今年5月のアジア大会、来年の世界陸上、2年後のリオデジャネイロ、そして2020年の東京オリンピック、日本を代表する実業団のトップランナーと、次の長距離界を担うニュージェネレーションが山口に集まりました。 山口から世界へ、全日本実業団山口ハーフマラソン2014、146名の選手たちが参加しています。 1番のトヨタ自動車の大石、そして12番、富士通のダニエル、昨年は旭化成の丸山が1時間1分15秒の好タイム。
九電工の加藤岬は初めてのハーフマラソンで1時間10分台、今回は2回目のハーフマラソンです。 全日本実業団山口ハーフマラソン女子の部。 》かたまりの前に早速、積極的に出てまいりましたのが14番をつけました黄色と黒を基調にいたしました九電工のユニフォームは加藤岬、後ろに赤を基調にいたしました12番はキヤノンAC九州の城戸智恵子、そしてそのすぐ後ろに優勝経験者の第一生命、田中がおります。
やはりマラソントレーニングの中でハーフを走る、また1万メートルのトレーニングをしながらハーフ、マラソンへステップアップしていく者、そういった選手たちが混在する、スピードとスタミナをうまく使い分けることが必要ですので、そういった意味では今の顔ぶれも多種多彩で若く、初ハーフ、またはハーフマラソンで成績を上げたい選手、そしてまたマラソンのことを想定しながら、特にびわ湖毎日マラソンを考えながら走っている選手もいますので、非常に興味深い展開になりますね。
マラソンを走ることは難しいですから、そういった意味で、大学で箱根駅伝、そして実業団に入って2~3年目の選手はハーフマラソンに臨むんですが、その先に彼らにとってのマラソンというターゲットがありますから、今の練習でどれだけ走れるかまたはそのハーフを倍するような形でトレーニングをやっていってもらいたいと思いますね。
世界ハーフマラソンへの代表権が得られるということで、ダニエルについていこうか、または日本人トップを狙うかという中でかけひきが少しありますね。 》その日本人のトップ争いを引っ張っているのはコニカミノルタのルーキー、明治大学から入った菊地賢人、前日のインタビューの中では、61分半というタイムを言っていました。 》そういった中で日本人のトップ争い、コニカミノルタの菊地、現時点では日本人トップを走っています。
》そして、この先頭争い、4人の中で竹中ですけれども、非常に仕上がりはいいと言っていましたが、10km手元の通過で3分25秒前後、これもいいペースですね?》竹中さんなんかも立命館大学時代にもトップを走っていましたが、走りのセンスがよくて、スピードがある選手ですから、まさに2年後のリオというより6年後の東京オリンピックのときのヒロインになりそうな気配を漂わせる選手ですね。
》竹中自身は1万メートルに挑戦したのは資生堂に入社して2年目の去年だったんですけれども、それでハーフ初挑戦で、今日の序盤の走りですからね。 》女子のレースを引っ張る2人も、おととし優勝、11番第一生命の田中、そして43番、資生堂の竹中、初めてのハーフマラソンを走っています。 そして初めてのハーフマラソンという資生堂の竹中、今折り返していきました。
4秒ほど離れて富士通の星、昨年の5000m日本選手権チャンピオンも追いかけています。 》19番の菊地が、コースの最後のアップダウン、15.7kmの跨線橋で仕掛けて、星を引き離しにかかりました。 河野さん、それに星は少し気づかなかったんですがここでまた追いついたと?》かなりペースアップして、足を使って追いついてきましたので、山口市の南西部に位置する山陽路随一の温泉街は、白いキツネが傷ついた足をつけていたのを見て発見されたという伝説があります。
田中智美は表情は変わりませんが、増田さん、ここ、ついていけるか?》ここはつきたいところですけれども、竹中さんも口が開いてきましたから、結構、目一杯かもしれませんね。 日本人のトップ争いは、コニカミノルタの菊地とそして富士通の星に絞られています。 》今、その30~40m後方に資生堂の竹中理沙、ハーフマラソン初挑戦、やっぱりペースが速かっただけに。 その竹中も食らいついているんですが、離れ出している先頭は田中智美、15~16kmへ向かいまして街の中心部、山口市の中心部へ向かっています。
》ダニエルに続いて、日本人トップはどちらか。 維新百年記念公園陸上競技場に日本人ランナー2人、コニカミノルタのルーキー・菊地、そしてその後ろ、富士通の星です。 全日本実業団山口ハーフ、スタートから独走で富士通のギタウ・ダニエルが優勝しました!右手で1をつくって、高々と挙げました。 コニカミノルタの菊地か、富士通の星が出た。 もう一度コニカミノルタ、菊地!日本人トップはコニカミノルタ、ガッツポーズをつくった。 富士通の星はわずかに遅れて3位、日本人2位。
そしてハーフマラソン、今回初挑戦ですが、階段を着実に上りながら、30秒少々の差はついてはいますが、20kmのチェックポイントが近づいてきました。 》したがって、これは2位を走っている資生堂の竹中にしましても、初めてのハーフマラソンとしてはすばらしい記録が出そうな予感がしますよね。 完全に終盤からは一人旅となりましたが、しかしペースを落とすことなく、そして、初めてのハーフマラソンにチャレンジした資生堂の竹中、この竹中も資生堂のキャプテンを任され、資生堂の立て直しを託された選手。