テレビ未来遺産 緊急!池上彰と考える“巨大地震”…その時命を守るためにⅡ

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この番組のまとめ

これまでの歴史の中で、東海地震が起きると間もなくこちらの東南海エリアでも地震の最大規模はマグニチュード9.1。 超高層ビルが揺れる、東日本大震災のときにこれ東京都庁から撮影しています。 池上東京都庁側も揺れているんですけれども、こちらは西新宿のビル群です。 池上特に都会で高層マンションに暮らす人にとってはとても深刻な問題ということがあります。 大きな地震が来る前に出される緊急地震速報。 緊急地震速報として知らせる。

池上東日本大震災のときだって10分間揺れ続けたでしょう。 池上実際に実験してみようかということがありまして、去年12月です、世界初、巨大な放送ビルそれ自体を揺らしてみようという実験が行われましてね。 パックン高層ビルをですか?池上高層ビルをそのためにつくって、それを揺らしてみようという世界でも例を見ない実験が行われて、当番組もそれに参加したということです。 池上じゃあ、東京に超高層ビルが何棟ぐらいあると思います?パックン東日本大震災以降でもどんどん建てられてますからね。

E−ディフェンスによります長周期地震動の振動実験です。 注目は2つ、1回目の実験のおよそ1.5倍、想定される最大規模の揺れに高層ビルは耐えられるのか?今、大きく揺れましたね。 最大規模の南海トラフ地震が起きた場合、この大きな揺れが長時間続くことになる。 実際、東日本大震災のときも横浜ランドマークタワーの最上階では同じ現象が起きた。 キャスターつきの配膳台が勝手に動き回り、最大クラスの南海トラフ地震の再現実験。

池上今日は南海トラフの巨大地震が起きたときに東京の超高層ビルの最上階にいたとき、さあ、何が起きるのか、そういう想定でやってみましょう。 えなりしゃがんでも、無理ですよパックン揺れてる間に避難することもできないですもんね。 パックン机が逃げるって言いますよね。 池上今、これが10分間続いたらパックン今ので2分ぐらい?池上1分ぐらいですね。 続いて、安藤さんとパックンの2人が体験。 パックンこれ立ち上がっ…池上後ろの景色見てください。 パックン途中で平常心失いますね。

専門家が来なくてもビル自身がさあ、自分のビルは大丈夫なのかなってことを所内には、床下にある加速度計を初め至るところにセンサーが設置され、地震発生の際には瞬時にデータを集め建物のどこに大きな力が働いたのか、わかるようになっている。 最新の超高層ビルでは、どんな地震対策がとられているのか?最上階にある360度ガラス張りの展望台からは68本でビルの基礎を支える。 そんな首都直下地震の被害の中で最も危惧されているのが…住宅密集地で発生するという火災旋風。

一体どうなっているのか?そこで、こちらの赤いエリア、大田区の木造住宅密集地域を見てみよう。 これが住宅密集地で起きやすい輻射熱による延焼。 首都直下地震によって多くの火災が発生すればこの火災旋風が起きる危険性も十分考えられると言う。 でもですね、例えば、うちは住宅密集地じゃないから安全と思ってる人がいるかもしれませんがこちら見てください、湾岸エリア真っ白ですよね、地図では。

このように地震後、停電から回復したときに起きてしまうのが通電火災なのである。 夜なんか、いきなりブレーカーが落ちてしまったら真っ暗でどこに何があるかわからないからそういうものをやるべきではないという議論もあったんですけどこれだけ通電火災が増えてくると、あえてブレーカーが落ちて、まず停電するんだよということを前提にするということです。 地震直後は緊急輸送路確保のために首都高速道路は全線通行止めになりまして都心部の車はすべて一般道路で走ることになります。

池上東京都自身もいろいろな施設に対して、例えば、都立高校とか都庁とかでも受け入れましょうということになってます。 えなり池上さんもう一度ちょっと伺いたいんですけど、こういう仕事場、TBSだったらTBS、例えば都庁に行ってたら都庁で震災に遭ったとき、家族に会いたいとかうちに帰りたいとか思う気持ちは抑えた方がいいってことですか?池上これは、つまり何かあったときに、それぞれ今どこにいるようということを日頃から連絡しておくとかあるいは、連絡ができないときにどうするかということをみんなで考えておくってことです。