今日のゲストはほんとになんかクラシックが分かりやすく楽しく解説してくださる方としておなじみなんですが世界の大オーケストラから引く手あまたの指揮者でいらっしゃいます佐渡裕さんです。 私とかく思うんですけども海外で活躍してらっしゃる大変な方っていうのを日本人はよく分かってないって思われるっていうかご自分での感覚はあります?あの~ベルリン・フィルで指揮棒を取られたのが3年前ですか?そうですね2011年の5月です。
だからほんとにベルリン・フィルを指揮するっていうのは小学校6年生の卒業文集に書いたことなんです。 指揮者になろうっていう気は大学入られたときはなかった?じゃあクラス委員長指揮やりなさいとか言うといちばん楽な仕事やったなってみんななんとなくこう…こうやってればいいんでしょ?みたいな。 だけど指揮者の力っていうものがそれぞれによって同じオーケストラでもこの指揮者のときに演奏するのとこの指揮者のときって違うっていうことがあるわけですよね?あります。
ここに自分のファーストバイオリンがいて理想の木管楽器がここにいて理想のトランペットがこの辺にいて理想のコントラバスがいて自分のオーケストラが全部この腕の中で…カラヤンの腕の中で鳴らされてる。 それがある瞬間にカラヤンがバ~ンって自分の理想のオーケストラはお前たちなんだってその…そういうときのゾクゾクってするそのまあ…カラヤンマジックですよね。
それで佐渡さんだいたいどういうふうにしてベルリン・フィルから今度指揮に来てくださいっていうリクエストっていうか…。 2011年世界最高峰のオーケストラベルリン・フィルで指揮を務めた佐渡さん。 ベルリン・フィルは決していじわるなオーケストラではないです。 突然6000ccのデラックスなゴージャスな高級車モンスターカーですよね…運転しなさいって言われてもどこまでアクセル踏んでいいものやらどこまでハンドル切っていいものやら分からないっていうのが正直な気持ちですね。
それこそ東日本大震災のあれが起こった直後にドイツのケルンとデュッセルドルフこの2つのオーケストラがね震災からね4日後ぐらいでしたね日本のために「第九」をしたいって。 東日本大震災から15日後の2011年3月26日ドイツのオーケストラの誘いを受け佐渡さんはデュッセルドルフで被災者を悼むコンサートを行いました。 でそのときに演奏してくれたケルンの放送交響楽団このオーケストラと今年日本に来てつないでくださるのは佐渡さんのような方ですもんね。