日本政府は、後藤さん本人の可能性が高いとした上で海外にいる日本人の安全確保を徹底するとともにシリアとその周辺地域への渡航を控えるよう改めて強く呼びかけた。 後藤さんは去年10月、取材とともに湯川遥菜さんの情報を得るため、イスラム国の支配地域に向かった後、消息不明となり、先月20日になって、人質となっていることが明らかになった。 過激派組織イスラム国と見られるグループが72時間以内に身代金を支払わなければ日本人の人質2人を殺害するとしたビデオ声明を発表した。
日本政府とヨルダン政府はこれまで、表向きは連携して後藤さん解放に向けた協力を進めると表明してきたが結果的に、ヨルダン政府は自国民であるパイロットの解放を動画サイトへの投稿などに振り回されイスラム国側と確たる交渉のパイプも確立できないまま、最悪の結果となった印象は否めません。
国枝さんにお聞きしたいんですけれども、ヨルダン政府と日本政府の間の意思疎通が非常に気になるんですけれども、これはできていたのか、場合によっては両国の利益の衝突みたいなものがあったのかもしれないんですがその点、どうご覧になっていますか?私は今回は、両国の間の関係というのは非常によかったと思うんです。
世界各地で広がりを見せていた後藤さんの解放を求めるフェイスブックへのアイ・アム・ケンジと書かれた写真の投稿。 人の命がかかる重大な問題だけになるべく政府の足を引っ張らないということで静かに推移を見守っていたんですが明日は午前9時から安倍総理も出席して参議院の予算委員会が開かれます。 安倍総理は先週の国会で湯川さんについては去年8月に、そして後藤さんについては去年11月に行方がわからなくなっていることを把握してヨルダンに対策本部を設置したことを明らかにしています。
ということは、彼らは今までの日本の推移を見ていて、やはり日本国民、そして日本のマスメディア、そしてほかの政党も、今政府がやってきている交渉を過去のビデオでもオバマとかキャメロンとか呼び捨てなので、ある意味、口癖のようなものかなと思います。
そういった中で、自分の居場所を求めていくような部分があって、このイスラム国というのは、居場所を提供するという意味でこれまでのアルカイダとはまたちょっと違う意味合いを持ってますね?そういった自分たちが持っている不遇であるとか、発表したと伝えました。 ヨルダン政府が、イスラム国が日本人の人質を殺害したことを強く非難するという声明を今日午前、福岡県豊前市で小学5年生の女の子の遺体が同級生の自宅の押し入れから見つかった。
しかし国境付近で日中取材をしていますとシリア側からイスラム国の兵士と見られる数人が双眼鏡で我々の様子をうかがっているのを何度も見ました。 また、イスラム国側のインターネットのサイトには、国境付近に日本のメディアが多数集まっているとの記事が出ていました。