東日本大震災の発生から5年となります。 つまり個人個人の様々なデータじゃなくてマスとして、それこそ10万人、20万人、50万人、100万人の人たちの行動を1つ1つの点で検索しよう、こういうものをビッグデータっていうんですね。 ビッグデータと呼ばれる情報の集まりが災害時に活用されていることを皆さん知っていましたか?その意外な情報発信源になっているのがカーナビ。 5年前、東日本大震災の翌日、インターネットに公開されたこの地図。 そうした混乱の中、この地図を見ればどの道が今、通行可能か一目瞭然。
池上ツイッターって、結構いろんなことをつぶやいているでしょう、みんな個人的には身の回りのことをやっているでしょ。 東日本大震災の際、ほとんどの電話がつながらない中連絡手段として活躍したのがツイッター。 えなりもしも当時そのシステムがあったら広島のも30分以上前に打っている人がいるわけですもんね。 東京工業大学、大佛教授が扱うのはコンピュータ上に数千人の人を配置し、未来を予測するマルチエージェントシステム。
池上先ほどのMASというシミュレーションで大型施設なども一時滞在施設とここが一時滞在施設になるんですけれども、これが増えると対策前に比べて赤い円が大きくならないでしょ。 会社のある東京・丸の内から自宅のある千葉県松戸市までは直線で、およそ20km。 池上確かに東日本大震災が起きた夜、防災ではなく、災害が起きることを防ぐことはできないけ愛知県弥富市。 愛知県が、南海トラフ巨大地震の被害想定をもとにつくっ弥富市の避難シミュレーション。
寮として使っている建物を緊急時は緊急避難場所として利用できるようにした。 多くの人が濁流に追いつかれてしまうが…民間の施設などを利用し、緊急避難場所を増やした場合、人は分散しながら最寄りの避難場所に向かい、多くの人が濁流を免れることができる。 弥富市の避難シミュレーションで監修を務めた廣井准教授は…伊達保育園の2階の屋上でしたよね、ちょっと低いかなって僕思いました。 伊達結構東日本大震災のとき、避難所と言われているところがそのままのみ込まれたりしたので。
その原因となったのが…800件同時に東京都内で起きたらさあ、消防車、来てくれると思いますか?藤本来ない。 地震発生から2日、火災はおさまる気配を見せない。 地震発生から2日たった木密地域。 ここに火災の危険度マップを重ねてみますと、見事に重なるということですやっぱり木密地域が火災の危険がある。 今回の延焼実験の解説は東京理科大学工学博士でいらっしゃいます関澤愛さんにお願いしております。 このときにぜひとも初期消火活動をしてほしいなと思いますね。
あの瞬間に、あっ、危ないといって水かけたりはやめた方がいいということですか?池上つまり、それはさっき言ったように炎が天井までいったん上がるような事態になったら素人には無理ですよという話で、だから最初の燃え始めたぐらいは何とかなるけど、天井まで達した後、一見、火が小さくなったときのようなときはむしろ危険なこともあるというわけですね。 実際に木密地域を再現し火災がどのように広がっていったのかという重要なのは、私たちを脅かす危険のシグナルを知ること。 シグナルを見つけるため、いよいよ延焼実験の準備に入る。
火災の一部始終を撮影するため、セットの中には特殊な防炎加工を施したカメラを設置。 周囲も合わせ、合計20台のカメラで延焼の様子を明らかにしていく。 火災延焼実験、今、火元となる家屋の1階に火がつけられました。 前回との大きな違いとしましては、それぞれの家屋の屋根の表面にトタンを取り付けまして、屋根の強度をより強くしました。 実験開始1分、早くも炎は2階へ燃え移った様子。 このとき、建物の中では…火元はもう完全にフラッシュオーバーになりました。 これがフラッシュオーバーですね。
先ほどまで延焼を防いでいた生け垣は?今、隣のFの家屋へも火が屋根の一部、ちょうど軒下辺りですか。 2車線の道路に相当するこの道、炎が2車線道路に迫った、そのときまたしても、あの現象が起こった。 炎が2車線道路に迫ったそのとき、あ~、これ、渦巻いてますね黄色い方にもかなり炎が迫ってますね。 しかし、その後、炎は2車線道路を渡ることなく、終息に向かった。 これだけ炎が延焼しているにもかかわらず、この道幅、ある一定の道幅がありますと延焼を予防できるという、その一端が垣間見えます。
通電火災、電気が通ることによって起きる火災なんですよ22分後には部屋全体が炎に包まれてしまった。 地震後、停電から回復したときに起こるこうした通電火災が阪神・淡路大震災でも数多く見られたと言う。 池上神戸市の通電火災。 東日本大震災の津波被害の今を取材しました。 この巨大な津波により、世界最大級の防波堤は1m近い空間ができていたのです。
東芝は2016年3月期の最終赤字が7100億円にまで膨らむ見通しで東日本大震災後の調査を受けて今、全国各地の防波堤が見直されています。 津波対策、それは粘り強い防波堤と津波から逃げるという意識、この2つが欠かせないのです海が見えなくなるとか、来る波が見えない、だから一気に逃げるにもどこまで来てるか波が見えないか逆に逃げづらいとか、そういうことも漁師さんとか言っていますね。
日本には自衛隊員、23万人あまりいるんですけれども、全国に展開してますよね。 池上首都直下地震に備えて自衛隊はどんな準備をしているのか取材しました、ご覧ください。 災害救助最後の砦となる自衛隊、その備えとは?ある朝、自衛隊を訪ねると特に災害が起こっているわけでもないのに、背中に装備品を担いだ自衛隊員たちが。 伊豆大島での土砂災害などファストフォースは、地震以外の自然災害時でも出動するいざというときに備え、自衛隊には災害救助部隊が組織されていた。
この温浴施設は、東日本大震災のときにも活躍。 伊達確かに外だったんですよ、家の中だったり建物の中なら上を見るなり、ちょっと建物から出たりするんでしょうけど、道路の上だったんで。 池上実は、こういう音を聞いて何人がきちんと反応するのか一体、何をするのかなとアンケートをとってみました。 やっぱり東日本大震災で慣れているから。 池上正解だと思う方に素早く移動してください。 池上3対2で分かれました伊達絶対こっちでしょ。 伊達勝手に?藤本勝手に。 伊達池上さん、それは違うと思います、消さないと…。
藤本これは使える、使えないって太さの問題だけなんですか?池上はい。 池上ただし、非常時ですよ、普段こんなことをしちゃいけないですよ。 伊達逆は無理ですね?池上逆? 削って?一応ボケてみたと。 池上じゃあ、藤本さん、どうします?このひもをベルト通しに入れるんです。 池上ここに、こうやって重いミネラルウォーターを2つ入れます。 池上背中を見せてください伊達ズボンに見えないね。 池上続いては地震とともに非常に関連の深い火山の話です。 そして去年、34年ぶりに噴火したのが鹿児島県の口永良部島の新岳です。
桜島の大正大噴火。 そんな噴火に伴う火山灰対策として島の人々にはあるものが配られている。 そしてほかにも火山灰の悩みを聞いてみると…さらに桜島で生活する上で向き合わなくてはいけないのが…ホテルの屋根を突き破って6人が負傷するという被害もあった。 雨が降ると山肌に積もった火山灰などが流れ出し土石流が発生。 畑を訪ねてみると…島の特産品、桜島大根の収穫中。 この桜島大根、丸ごと使った漬け物が一番人気。 こちらは桜島大根づくしワンプレートランチ1000円。